映画美学校アクターズ・コース ブログ

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映画美学校アクターズ・コースの公式ブログです。アクターズ・コース俳優養成講座2023、9/1(金)開講決定!

総合プロデューサー暇つぶし雑記(その4)/井川耕一郎さんより

今回は映画美学校アクターズ・コース「映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2017」主任講師である井川耕一郎による総合プロデューサー暇つぶし雑記(第4回)をお送りします!

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フィクション・コースの講師として長年映画美学校に携わって来た井川さん。

その井川さんがアクターズ・コースの主任講師として、新鮮な目で受講生を見守っていた記録──

それではどうぞ!

 

 

玉田真也さん(玉田企画)の希望は、修了公演では他のひとの戯曲を演出をしてみたいというものだった。

いくつか演目の候補があがったが、決定するにはアクターズ・コース生ひとりひとりを知っておく必要がある。

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【応援コメント!】映画監督の大工原正樹さんより!

今回は映画監督で、映画美学校フィクション・コース講師の大工原正樹さんより応援コメントを頂きましたので掲載致します!

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「映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2017」受講生が出演、映画美学校フィクション・コース受講生がスタッフ、そして現役の映画監督であるフィクション・コース講師4名がそれぞれ監督し、短編映画を創り上げた「ミニコラボ実習」。

今回は大工原さんの作品に出演した4名について「それぞれの印象と今後に期待すること」を寄稿頂きました!ありがとうございます!

 

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『純情No.2』で演じた俳優養成講座2017の人々

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総合プロデューサー暇つぶし雑記(その3)/井川耕一郎さんより

今回は映画美学校アクターズ・コース「映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2017」主任講師である井川耕一郎による総合プロデューサー暇つぶし雑記(第3回)をお送りします!

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フィクション・コースの講師として長年映画美学校に携わって来た井川さん。

その井川さんがアクターズ・コースの主任講師として、新鮮な目で受講生を見守っていた記録──

それではどうぞ!

 

 

話は二年前に戻って2016年のこと。

講師会議で、映画美学校アクターズ・コース2017年度修了公演のことが議題になったとき、演出家候補として玉田真也さん(玉田企画)の名前があがった。

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アクターズ・インタビュー『S高原まで』(第9回/全14回)田端奏衛

ここ数日でチケットが一気に売れて、嬉しい限りです。ありがとうございます!当日券情報などはツイッターにて更新しますので、買いそびれてしまった方は、要チェックです→【https://twitter.com/7_Skogen

 

さて、第9回は、関西弁のツッコミの反面、とても繊細な田端奏衛さんです。(2018年2月12日収録)

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 ──よろしくお願いします!

   田端さんは、元々映像が好きだったんですか?

うーん。映画美学校には、逃げに来た感じはある。元々京都でやりたいことがあったけど、出来なくなっちゃったから、どうしよっかなと思って東京に来た。大学卒業してから、だらだらしてたつもりはなかったんだけど、周りから見たらだらだらしてたみたいで。なんかやっぱ、何もしてないと、弁が先に立っちゃうんだなぁって、それはやだなぁ思って。自分で自分に振り回されてるのはあんまよくないなぁって。フリーで俳優やってオーディションとかワークショップとか受けてっていうのはあんま面白そうじゃないなぁって思って、とりあえずもう一回学校に入ればいいんだと思って、逃げに来たって感じ。

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総合プロデューサー暇つぶし雑記(その2)/井川耕一郎さんより

今回は映画美学校アクターズ・コース「映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2017」主任講師である井川耕一郎による総合プロデューサー暇つぶし雑記(第2回)をお送りします!

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フィクション・コースの講師として長年映画美学校に携わって来た井川さん。

その井川さんがアクターズ・コースの主任講師として、新鮮な目で受講生を見守っていた記録──

それではどうぞ!

 

 

1月29日(月)。

シネマヴェーラ西村昭五郎追悼特集で、『「妻たちの午後は」より 官能の檻』、『東京エロス千夜一夜』。

『官能の檻』は田中陽造脚本。公園のブランコが実に効果的。微妙に地に足がついていない浮遊感がいい。田中陽造はこのあと、『ラブレター』、『セーラー服と機関銃』でもブランコを使うことになる。その他にも『めぞん一刻』につながる部分もあって、見てよかった。脚本をきちんと読んでみたい。

『東京エロス千夜一夜』は学生時代に見ていたら、絶対に怒りそうな出来。しかし、このトホホ感も今となってはどこか懐かしく、ちょっとだけ赦してしまった。

映画を見たあと、同じビル内の映画美学校の地下スタジオへ。

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【特別企画!】『S高原から』玉田真也さんインタビュー【後編】

特別企画!

今回の修了公演の演出を担当する玉田真也さんのインタビュー(後編)を今回は掲載致します!

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 【プロフィール】

 玉田真也(玉田企画 / 青年団演出部)

平田オリザが主宰する劇団青年団の演出部に所属。玉田企画で脚本と演出。日常の中にある、「変な空気」を精緻でリアルな口語体で再現する。観る者の、痛々しい思い出として封印している感覚をほじくり出し、その「痛さ」を俯瞰して笑に変える作品が特徴。

 

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──玉田さんが出演してもらいたいと思う俳優はどんな人ですか?

難しいですね(笑)。僕の場合、「出演してもらいたい」イコール「その人に役を書きたいと思うかどうか」だと思います。この人に当て書きしたいな、この人に役を書きたいな、そう思えるかどうかなんですけど、どういう人に思うかなぁ。

 

──プライベートで友人になれそうだったり、関係を持てそうだったりする人なのでしょうか。

仲良くなれそうかどうかはあんまり関係ないかもしれないですね。でも多分、人として嫌いな人だったら使いたくないでしょうね(笑)。そうなると「こういう役を書いたら面白そう」みたいなことは何も思いつかない気がするんです。でも人柄のおもしろさはありますね。そのおもしろさを見つけられれば「これでこの人に人物を書ける」というふうに思えるから。僕のフィルターを通してですけれど、普段からこの人面白いなっていうものを見つけられれば。

 

──では、ストーリーありきではなく、キャラクターから作劇されるタイプなのでしょうかね。

完全に人物ありきですね。 

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総合プロデューサー暇つぶし雑記(その1)/井川耕一郎さんより

今回は映画美学校アクターズ・コース「映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2017」主任講師である井川耕一郎による総合プロデューサー暇つぶし雑記(第1回)をお送りします!

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フィクション・コースの講師として長年映画美学校に携わって来た井川さん。

その井川さんがアクターズ・コースの主任講師として、新鮮な目で受講生を見守っていた記録──

それではどうぞ!

 

 

 映画美学校アクターズ・コース2017年度公演『S高原から』(作:平田オリザ、演出:玉田真也(玉田企画))のチラシを手に取ってみると、裏に「総合プロデューサー:井川耕一郎」とある。

何とも偉そうな肩書だけれど、はっきり言って閑職なのだ(責任が問われるような重大事件が起きれば、話は別ですが、まあ、そんなことがないことを祈ってます)。

というわけで、修了公演の稽古のことや、アクターズ・コースのことなどを暇つぶしに書いてみようかと思う。

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