映画美学校アクターズ・コース ブログ

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映画美学校アクターズ・コースの公式ブログです。アクターズ・コース俳優養成講座2023、9/1(金)開講決定!

総合プロデューサー暇つぶし雑記(その6)/井川耕一郎さんより

今回は映画美学校アクターズ・コース「映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2017」主任講師である井川耕一郎による総合プロデューサー暇つぶし雑記(第6回)をお送りします!

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フィクション・コースの講師として長年映画美学校に携わって来た井川さん。

その井川さんがアクターズ・コースの主任講師として、新鮮な目で受講生を見守っていた記録──

それではどうぞ!

 

 

前回の話の続きを。

おさらいをやったあと、15分の休憩となった。

外でお茶を買って地下スタジオに戻ってきたら、急にラジオ体操が流れだして、生活係の湯川紋子さんが、みなさーん、体をほぐすために、ラジオ体操をやりましょう、と呼びかけた。

女性は一致団結して体操をし始めたが、男たちは動こうとしない。すると、湯川さんが言った。やるやらないは自由ですけど、風邪をひいてもしりませんよー。

しぶしぶ一人、二人と腰をあげる。何だよ、この新興宗教みたいな感じはよ、とぼやきつつも田端奏衛くんも体操を始めた。その様子を見て笑っていたら、湯川さんが言った。井川さんもやりましょー、健康にいいですよー。

こうなると、もう立派な強制だ。ラジオ体操に加わるしかなかった。

そんな中、最後まで動こうとしなかったのが高羽快くんだった。しかし、床にぺたりとお尻をくっつけた姿勢から、和式便所でふんばるような姿勢になり、うおおお!と叫びだした。そしてようやく葛藤を乗り超え、立ち上がった--もっともそのとき、ラジオ体操は終わりにさしかかっていたのだが。

生活係は恐ろしい。次回の稽古見学からは、休憩時間は外ですごそうと思ったのだった。

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アクターズ・インタビュー『S高原まで』(第11回/全14回)那木慧

3月4日19:00〜の回の追加公演が決定しました!!嬉しい限りです。ありがとうございます。

明日、2月22日12時より、予約開始です。席数非常に少ないので、ご予約はお早めにお願いいたします!→【https://t.co/c8BHhRybDE

 

さて、第11回は、謎多き男前、九州男児、那木慧さんです。(2018年2月19日収録)

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──お疲れ様でしたー!(乾杯)

おつかれっしたー! (乾杯)

 

──じゃあ、早速。なんで映画美学校に入ったんですか?

でもなんかその質問って、映画美学校入った初日にされたじゃん。で俺答えられなかったの。そこまで、これがやりたいからって言う理由で入ってないからかなぁ。漠然と、9月から3月までのスケジュールが空いてたから。確か、ここの存在を知ったのはTwitterだったかな…

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【応援コメント!】映画監督の菊地健雄さんより!

今回は映画監督の菊地健雄さんより応援コメントを頂きましたので掲載致します!

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「映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2017」受講生が出演、映画美学校フィクション・コース受講生がスタッフ、そして現役の映画監督であるフィクション・コース講師4名がそれぞれ監督し、短編映画を創り上げた「ミニコラボ実習」。

今回は菊地さんの作品に出演した4名について「それぞれの印象と今後に期待すること」を寄稿頂きました!ありがとうございます!

 

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ミニコラボ作品『肉まんの味』に出演した三人について

 

 僕にとっての映画作りは、集団制作としてキャスト・スタッフからその力を如何に引き出していけるかにかかっていると言っても過言ではない。その昔、牧野省三という監督が、映画は「一スジ(脚本)、二ヌケ(映像)、三ドウサ(芝居・役者)」という有名な言葉を残しているが、完成された映画はその3つの要素が顕密に複雑に重なり合うことが必須条件だと思っている。ミニコラボ実習として製作された『肉まんの味』は、出演してくれた3人のアクターズ生、神田朱未さん、高橋ルネさん、高羽快くんが、普段の映画作り以上にこの3つの要素に深く関わってくれたからこそ生み出された作品であることは間違いない。

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総合プロデューサー暇つぶし雑記(その5)/井川耕一郎さんより

今回は映画美学校アクターズ・コース「映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2017」主任講師である井川耕一郎による総合プロデューサー暇つぶし雑記(第5回)をお送りします!

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フィクション・コースの講師として長年映画美学校に携わって来た井川さん。

その井川さんがアクターズ・コースの主任講師として、新鮮な目で受講生を見守っていた記録──

それではどうぞ!

 

 

2月5日(月)・稽古4日目。
 12時半、地下スタジオに行ってみると、数人のアクターズ・コース生が田端奏衛くんから話を聞いていた。

先週、田端くんの部屋の隣が火事になったとのこと。負傷したお隣さんを助け、自室で休ませるなど、いろいろ大変だったようだ(そのため、稽古を一回休むことになった)。

すごいじゃない、表彰されるんでしょ、という感想が出る。いつもの田端くんなら、おう、感謝状もらったら見せてやるよ!と言いそうなところだが、このときはちがっていて、他人の不幸で表彰されるっていうのもね……、とぼそっと答えていた。普段は悪乗りと言っていいくらいはしゃぎまわるタイプなのだが、本当は繊細なのだ。

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アクターズ・インタビュー『S高原まで』(第10回/全14回)豊島晴香

初日まで残り10日を切りましたが、着々と面白くなってきています!チケットも完売で嬉しい限りです。

 

さて、第10回は、穏やかな笑顔とえくぼが素敵な豊島晴香さんです。(2018年2月14日収録)

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──元々文学座の研究所にいらっしゃったそうですが。

元々は会社員をやってて、会社辞めた時は、演劇のジャンルとかをあんまり知らない状態で。たまたま先輩に新劇の劇団に所属していた方がいたのと、あとはちゃんと勉強できるところっていうことで、文学座の研究所に入ったのね。で、講師の演出家の人が最初の1年目で100本近く芝居を観たって話を聞いて。なるべくたくさん観るといいって言われて。そうやって観て行くうちに、どんどん青年団系や小劇場系のお芝居が面白いなって思うようになって。うまいなっていうのよりも、人間が見えるのがすごい好きで。結構文学座入った初期の段階から、大きい舞台よりかはそういう方をたくさん観てた。結局文学座には3年間お世話になって、本当に勉強になったんだけど。他にもワークショップとか、面白そうなところには積極的に飛び込むように、してたのね。そこで知り合った方や、観た芝居で面白いなって思った役者さんが、結構映画美学校出身の人が多くて。それで、文学座卒業した後、自分が本当にやりたいこととか、もう一回学校通うのとか悩んだけど、修了公演が玉田さんだし。玉田さんのお芝居がすっごく好きで、なんか縁かなって。あと映像もちょっとやってみたいっていうのもあり。映画美学校に入ったかな。

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総合プロデューサー暇つぶし雑記(その4)/井川耕一郎さんより

今回は映画美学校アクターズ・コース「映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2017」主任講師である井川耕一郎による総合プロデューサー暇つぶし雑記(第4回)をお送りします!

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フィクション・コースの講師として長年映画美学校に携わって来た井川さん。

その井川さんがアクターズ・コースの主任講師として、新鮮な目で受講生を見守っていた記録──

それではどうぞ!

 

 

玉田真也さん(玉田企画)の希望は、修了公演では他のひとの戯曲を演出をしてみたいというものだった。

いくつか演目の候補があがったが、決定するにはアクターズ・コース生ひとりひとりを知っておく必要がある。

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【応援コメント!】映画監督の大工原正樹さんより!

今回は映画監督で、映画美学校フィクション・コース講師の大工原正樹さんより応援コメントを頂きましたので掲載致します!

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「映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2017」受講生が出演、映画美学校フィクション・コース受講生がスタッフ、そして現役の映画監督であるフィクション・コース講師4名がそれぞれ監督し、短編映画を創り上げた「ミニコラボ実習」。

今回は大工原さんの作品に出演した4名について「それぞれの印象と今後に期待すること」を寄稿頂きました!ありがとうございます!

 

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『純情No.2』で演じた俳優養成講座2017の人々

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