映画美学校アクターズ・コース ブログ

映画美学校アクターズ・コース ブログ

映画美学校アクターズ・コースの公式ブログです。アクターズ・コース俳優養成講座2023、9/1(金)開講決定!

月刊 兵藤公美 with 四方智子 2・3月号(最終回/全3回)

「ラジオのようなブログ記事」──それが『月刊 兵藤公美 with 四方智子』。

俳優・兵藤公美(映画美学校アクターズ・コース講師)が、映画美学校事務局の四方智子と共にお話する企画です。

第2回の2・3月号はトークテーマを設定せず、流れに任せて、イベリコ豚とワインを嗜みながらの楽しい収録となりました。(収録日:2/1)

※いきなり超真面目な話になったり、わけの分からない近況報告になったり、話があっちゃこっちゃ飛びまくりますが、あえてまとめず・なるべくカットせず、むしろそれを押し出しています。「ラジオ感覚」でお付き合い下さい。

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 (家で映画を観る時に途中で一時停止出来るかどうかの話の続き)

──演劇のビデオを観る時は止められます? 場面転換とかで。

 

兵藤公美(以下兵藤) 全然止められるでしょ。

 

──じゃあやっぱり記録メディアだったらOKっていうタイプなんですね。

 

兵藤 うん。でもものによるよね。青年団とかは全然一時停止出来るでしょ。

 

──青年団は出来ると思いますね。

 

兵藤 だからそんなに話を追って観ていないんだろうね、私。

 

四方智子(以下四方) 私、定点カメラで2時間は結構ツラい派なんですよ。だから演劇はなかなか観られないんですよね。なんか、観始めたら観られるんですけど、観るまでのハードルがめちゃくちゃ高いんですよ。

 

兵藤 まぁ演劇は映像で観るものではないよねぇ。

 

四方 でも……実は映画でもそうです。だから映画もドンドン観られなくなっています。

 

兵藤 え!?

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月刊 兵藤公美 with 四方智子 2・3月号(第2回/全3回)

「ラジオのようなブログ記事」──それが『月刊 兵藤公美 with 四方智子』。

俳優・兵藤公美(映画美学校アクターズ・コース講師)が、映画美学校事務局の四方智子と共にお話する企画です。

第2回の2・3月号はトークテーマを設定せず、流れに任せて、イベリコ豚とワインを嗜みながらの楽しい収録となりました。(収録日:2/1)

※いきなり超真面目な話になったり、わけの分からない近況報告になったり、話があっちゃこっちゃ飛びまくりますが、あえてまとめず・なるべくカットせず、むしろそれを押し出しています。「ラジオ感覚」でお付き合い下さい。

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兵藤公美(以下兵藤) ぶっちゃけている民放ってないの?

 

四方智子(以下四方) まぁテレ東?

 

兵藤 やっぱりそういう地方局?

 

四方 あと、MXテレビ。これもマツコが言っていたんですけど、MXテレビってやっぱり東京の本当に地方局だから、すっごい飛ばしてやっていたけど、結構注目を集めて、そこからマツコとかミッツ・マングローブとかが出てきたりだとか、っていうことなんですよ。だけど、いまも凄く過激なことを言っているふうに見られるけど、10年前と比べたらもう全然。

 

──変わっちゃいましたね。

 

四方 「かなりマイルドになったよ」みたいなことを言っていて。

 

兵藤 マツコが。

 

四方 うん。「だいぶ気を遣っている」みたいなことを言っていて。だから、やっぱり注目されちゃうとそれはそれで…

 

兵藤 段々言えなくなるんだ。ふんふん。なるほどねぇ。

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月刊 兵藤公美 with 四方智子 2・3月号(第1回/全3回)

「ラジオのようなブログ記事」──それが『月刊 兵藤公美 with 四方智子』。

俳優・兵藤公美(映画美学校アクターズ・コース講師)が、映画美学校事務局の四方智子と共にお話する企画です。

第2回の2・3月号はトークテーマを設定せず、流れに任せて、イベリコ豚とワインを嗜みながらの楽しい収録となりました。(収録日:2/1)

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※いきなり超真面目な話になったり、わけの分からない近況報告になったり、話があっちゃこっちゃ飛びまくりますが、あえてまとめず・なるべくカットせず、むしろそれを押し出しています。「ラジオ感覚」でお付き合い下さい。

 

【プロフィール】

兵藤公美:俳優/青年団所属。映画美学校アクターズ・コース講師。

横浜市出身。桐朋学園大学芸術科演劇専攻、専攻科卒。京都造形芸術大学洗足学園音楽大学講師。96年、平田オリザ主宰劇団青年団入団、現在在籍。青年団に出演の他、多数の 劇団に客演参加し、近年は映像作品の他、自身でも公演の企画制作をてがけ意欲的に活動中。映画出演作として『あおげば尊し』『このすばらしきせかい』『東京人間喜劇』『歓待』『SHARING』『ふきげんな過去』などがある。

 

四方智子:映画美学校事務局員。フィクション・コース第2期修了生。

 

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四方智子(以下四方) 今年もよろしくお願いしまーす。

 

兵藤公美(以下兵藤) お願いしまーす。

 

(全員ビールを一口のみ)

 

四方 メニューにコースだと生ハム出るって書いてあったから、そしたらワインでしたね。

 

兵藤 あぁ…それもそうだね、うん。どうする? 今日は何について話します?

 

四方 私ね! ジョブ的に話したいことがあってですね!

 

兵藤 はいはい。

 

四方 っていうか、ニュース見ましたか?

 

兵藤 え?

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総合プロデューサー暇つぶし雑記(その10・最終回)/井川耕一郎さんより

今回は映画美学校アクターズ・コース「映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2017」主任講師である井川耕一郎による総合プロデューサー暇つぶし雑記(第10回・最終回)をお送りします!

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フィクション・コースの講師として長年映画美学校に携わって来た井川さん。

その井川さんがアクターズ・コースの主任講師として、新鮮な目で受講生を見守っていた記録──

それではどうぞ!

 

 

 

前回書いた2月15日の稽古の続き。

休憩が終わって地下スタジオに戻ってきた演出の玉田真也さんがアクターズ・コース生に訊いた。みんな、青年団の『S高原から』のDVD、見てる?

モノマネになってしまうのを恐れてなのか、DVDを見ていないひとがほとんどだった。

すると、玉田さんが言った。

DVD見て、すっげえ面白かった。稽古のとき、みんなによく「台詞の間を埋めてくれ」「背景を埋めてくれ」と言うけれど、それがどういうことなのかが具体的に分かると思う。

玉田さんの話を聞いて、アクターズ・コース生たちは自主稽古のときにDVDを見ようということになった。

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総合プロデューサー暇つぶし雑記(その9)/井川耕一郎さんより

今回は映画美学校アクターズ・コース「映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2017」主任講師である井川耕一郎による総合プロデューサー暇つぶし雑記(第9回)をお送りします!

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フィクション・コースの講師として長年映画美学校に携わって来た井川さん。

その井川さんがアクターズ・コースの主任講師として、新鮮な目で受講生を見守っていた記録──

それではどうぞ!

 

 

2月15日(木)・稽古11日目。

12時半、地下スタジオに行き、那木慧くんたちと雑談。

アクターズ・コース生がほぼ全員そろったところで、釜口恵太くんがさわやかな笑顔で言った。じゃあ、ラジオ体操、やりますか!

ダメだ、こいつは。生活係にすっかり洗脳されている(釜口くんはR-1ヨーグルト原理主義者だから、洗脳されやすい体質なのだ)。

そうっと地下スタジオを出たら、階段の途中で高橋ルネさんに見つかってしまった。

あっ、井川さんが逃げてく!

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アクターズ・インタビュー『S高原まで』(第14回/全14回)湯川紋子

いよいよアクターズ・インタビューも最終回です!そして明日はいよいよ初日です! 皆様のご来場、お待ちしております。

 

さて、最終回は、とっても綺麗な、親しみやすい7期のお姉さま、湯川紋子さんです。(2018年2月21日収録)

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──よろしくお願いします!

   まずは、映画美学校に行こうと思った理由などを教えてください。

ちゃんと演技の勉強をしたことなかったから、この機会にちゃんと勉強したいなと思って。今までは自己流で、その場その場で演出家に教えてもらったことはあるけど、教えるプロに教わったことはなかったから。40歳を手前にいい機会かな、と思って。あと青年団の方たちが関わってるっていうのが大きかったかもしれない。前田司郎さんのワークショップに行った時に、五反田団の人に青年団系の芝居が合ってるんじゃないかなって言われて、ちょっと挑戦してみようかなって思って。

 

──元々吉本の劇団にいたそうですが。

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総合プロデューサー暇つぶし雑記(その8)/井川耕一郎さんより

今回は映画美学校アクターズ・コース「映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2017」主任講師である井川耕一郎による総合プロデューサー暇つぶし雑記(第8回)をお送りします!

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フィクション・コースの講師として長年映画美学校に携わって来た井川さん。
その井川さんがアクターズ・コースの主任講師として、新鮮な目で受講生を見守っていた記録──
それではどうぞ!

 

 

ミニコラボ上映会の話の続き。

西山洋市『あらくれ』。

西山さんは『死なば諸共』以後、江戸文学の翻案に取り組んでいて、今回もその試みの一つ。

那木慧くんが映画学校の学生。小林未歩さんが那木くんを支える芸者。田中祐理子さんはある人物に頼まれて、那木くんが書いたシナリオの手に入れるため、接近する元芸者。そして、田中さんに依頼をするある人物をアクターズ・コース修了生の金岡秀樹くんが演じている。

芸者と言っても、それらしい格好をするわけではない。ただし、台詞は独特で、こんな感じ。

 「丹さん、今月のお小遣いと映画学校のお月謝」

 「米八、いつもすまないな」

 「野暮は言いっこなしだよ」

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