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映画美学校アクターズ・コース ブログ

映画美学校アクターズ・コースの公式ブログです。映画・演劇を横断し活躍する「俳優養成講座 」 2016年9月2日(金)開講決定!

『石のような水』初日レポート(小川志津子)

例えば友人に、赤子が産まれる。 遊びにおいでよ、と彼女から呼び出される。ベッドの中の、ほの赤い小動物のようなその顔を、覗きこんではひゃあひゃあ言って、興奮しながら帰路につく。 またいつもの日常が始まる。いくらかの時間が経つ。落ち着いたからま…

【山内健司×松井周対談】物語の中か、外か

今期のアクターズ・コース修了公演は、今までにないことがすでに起きている。演出の松井周が自らの劇団「サンプル」の公演を終えるまで、受講生たちが台本を自分で読み解き、考え、自分で動いて、ある程度まで芝居を作りこんでいるのだ。そこに松井が参戦し…

20150329稽古場メモ(小川志津子)

稽古場メモというか……厳密にいうと稽古後の飲み屋メモ、なわけだが。 稽古後に有志で立ち寄った居酒屋で、どんな話の流れだったか思い出せないのだけれど、「回路」、の話になったのだ。 松井周はその昔、パクチーが食べられなかったのだという。匂いも、舌…

20150326稽古場メモ(小川志津子)

たぶんこれは、俳優の「自由」をめぐるあれこれである。

【『石のような水』稽古場レポート】小川志津子

この日を迎えるまで、彼らは年末から稽古を重ねていたという。アクターズ・コース第4回公演『石のような水』。自らの劇団「サンプル」の公演を終えたばかりの松井周が、3月17日、ついにこの稽古場に参戦した。この日に至るまで、受講生たちはもりもりと自主…

個人史から語るアクターズ・コース、その4

アクターズ・コース修了生の生態を探るべく、その個人史をひもとく当シリーズ。今回の登場は、先日アクターズ・コース公演『美学』を終えたばかりの、第3期生の吉岡紗良だ。昨年5月の開講の翌月、演劇集団「Q」のオーディションを受けて合格し、11月の「FE…

個人史から語るアクターズ・コース、その2

アクターズ・コースが発行する「ときどき、アクターズ第2号」。「個人史から語るアクターズ・コースその2」は、第2期修了生で、ただいま舞台『S高原から』(青年団+無隣館)に出演中の坂倉奈津子さんのインタビュー。ぜひご覧下さい。 [撮影:下江隆太]大…

『革命日記』の観察日記 最終回

初日、終演後のことだ。 劇場内に、缶ビールやつまみを持ち込んで、軽い乾杯をしていた時。初舞台の面々も少なくないから、当然ある種の高揚感が場を満たしており、だから思わず心配になってしまった。 この高揚が原風景になっちゃったら、これから先の俳優…

『革命日記』の観察日記 その3

劇場に着いたら、制作嬢が豆ごはんを炊いていた。別のボウルには、できたて混ぜごはん。劇場入りしてからの皆の食事は、ここで、炊き出しされているという。「ここは青年団の、もの作り工房なんです」と山内健司。ここで煮炊きしながら、腰も腹も据えて芝居…

『革命日記』の観察日記 その2

この日の稽古は妙に緊張していた。演出・松井も、前回と比べると、悩み悩み稽古をつけている。「なんでかな、なんかここが、スムーズに行かないよね……」少し遡って、もう一度やってみる。そうやって芝居を遡るうちに、俳優たちの芝居も自然と変わってくる。…

『革命日記』の観察日記 その1

この日が、最後である。翌日から、稽古開始は13時。朝から晩まで彼らはみっちり『革命日記』に向き合うことになる。そうなる前の、最後の1日に、えいやと押しかけてみた。 稽古開始は19時。 三々五々集まってきた出演陣が話していたのは「ごはん問題」だ。…