映画美学校アクターズ・コース ブログ

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修了生トーク(5)山元駿さん(2期初等科修了生)

どしどし紹介してます、修了生トーク。


今回は第2期アクターズ・コース初等科修了生の山元駿さんのご登場。みんなにはヤマゲン、て呼ばれてます。大学在学中から映画美学校に入学し、修了後に制作・出演した映画で見事、東京学生映画祭で最優秀役者賞を受賞されました!おめでとう、ヤマゲン!!

ということで、さっそくご紹介です!

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(映画『ゴロン、バタン、キュー』より)

 

「ゴロン、バタン、キュー」の第27回東京学生映画祭の最優秀役者賞と準グランプリの受賞、また第37回PFFアワード2015ノミネート、おめでとうございます!
作品やご自身の役についてなど、まずは映画の見所を存分に語ってください!

 ありがとうございます。
 はい、「ゴロン、バタン、キュー」という映画は大阪の西成という日雇い労働者の街を舞台に撮影しました。日本の中でも相当ディープな界隈だと思います。凄い独特の雰囲気のする場所でしてあまり入らない方が良いと思います。初めての方とかは特に西成一帯、一昔前までは無法地帯で警察も入れなかったそうです。
結構危ない場所で撮影してたんで、凄いヒヤヒヤした場面は多々ありましたね(笑)。今はもうだいぶと落ち着いてる方らしいです、言うても中に溶け込んでしまえば全然怖くないです!みなさんあったかい人たちばかりで逆に慣れてしまえさえすれば、住みやすい環境になるんじゃないかと思います。住まないですけどね(笑)。

 

創作過程についてもお伺いしてみたいです。今回の映画で演技をする前の準備や、役を立ち上げていく過程ではどのような作業をされましたか? 考えていたことなどがあれば教えてください。

 与野あたる(よの あたる)という主人公を演じさせてもらったんですが、正直役を自分に落とすということは全くしなかったです。というかできなかったです。あて書きでしてもらったので無理なく演じることが出来ました。だからほぼまんまの僕です。俳優としてはダメですね(笑)。

 

ちなみに制作現場の様子はいかがでしたでしょう。
お兄さんが監督をされていますが、普段からお二人は一緒につくることが多いのでしょうか?

 今回、この映画は双子の環が監督してるんですが、人生で2回目ですね、2人でやるのは。高校のときに一回撮りました、授業の一環で30分程のドラマを作った以来ですね。
コミュニケーションは打ち合わせ程度でそんなみっちり演技指導も何もされなかったです。ほぼ野放し状態、勝手にやってくれ的な感じでした。でも企画段階のときから僕は加っていましたので、それでじゃないですかね?! 外すようなことはしないと踏んでたんじゃないでしょうか。正直僕ら二人ともいっぱいいっぱい過ぎて頭回ってなかったです。

 

さて、美学校を経て2年。少し時間が経った今、自分に生きてるなーと感じるところはありますか? 

 修了してみて思ったのは全てにおいて、全部自分次第なんだなーってことを思いました。待ってても何も来ないんだなーと思いましたね、切実に。ずっと動き続けないといけないんだと思います。自分は世界一腰重たい人間だと思ってるんです。ビビリなんですよ、ほんとにへたれ人間です。だからこそ頑張って頑張って頑張って頑張って、それでもまた頑張って生きていこうと思います!ただの強がりですけど(笑)。
 俳優としての自分の売りは、今んところ全く無い、というかわからないです。すいません。悪いところは死ぬほど見つけれるんですが。
 悩みは全体的にコンパクトに演技してしまうことです。エネルギーというか、力強さが全然無いところですかね。すごい小さい演技をしてしまいますね。それが悩みです。あ、あと関西弁出てしまう時、多々あります。

 

今はどんなペースで活動されているのでしょう。今後アプローチしたい方、最近気になっている団体や監督はいますか?

 今はあまり出演を増やせていないので、どんどん忙しくしようと思ってます。
今は映画出たいですね、舞台よりは。だから今めっちゃ事務所に入りたいんです。でも送っても全然返ってこなかったりして、せめて落ちたかどうかだけでも返してくれよ!思うこと、たまにあります(笑)。
最近気になってるのは多摩美の映像の人達と大阪芸大の人達ですか!? 単純に面白い人達が集まってるなー思います。僕らの世代、激アツなんじゃないかとたまに思うことありますね(笑)。

 

では最後に、今後の野望をどうぞ!

 野望は、どこまでも正直で生きたい!です。正直に生きて、最終的には柔らかい素敵な人になりたいです。何事にも柔らかい、柔軟性のある良い人間になりたいです。大林宣彦監督見てて素敵な年の取り方してらしたので、余計思いました。俳優でやっていくという現実を考えるとほんとに不安になる毎日ですが、まぁ大丈夫か?思ってめっちゃもがいて生きて行こうと思ってます! もうあーだこーだ考えても頑張るしかないことだけ分かってるんで、頑張って踠いて生きて行こうと思います! 今回こんな僕にこんな話振ってくれて、どうもありがとうございました。

ヤマゲンくん、ありがとうございました。

東京学生映画祭での最優秀役者賞のニュースを見て「おお!」と喜んだ同窓生も多いはず。2期生の在校中の自主企画発表会でヤマゲンくんは『ゴドーを待ちながら』に挑んでましたが、私、これが結構印象的でした。関西弁で人当たりはマイルドだけど、チャレンジする姿勢がキラキラしてます。同世代に火をつける存在になっていくのかな? これからも映画でがんがん活躍する姿、見たいです。

まずは今年のぴあフィルムフェスティバルでの上映が楽しみ!

ヤマゲンくん、PFFで会いましょう〜!

 

(広報アシスタント・中川ゆかり)