映画美学校アクターズ・コース ブログ

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映画美学校アクターズ・コースの公式ブログです。アクターズ・コース俳優養成講座2023、9/1(金)開講決定!

【応援コメント!】映画監督の万田邦敏さんより!

こんにちは!ムビシク応援隊のSです!
今回は映画監督で映画美学校フィクション・コース講師の万田邦敏さんより応援コメントを頂きましたので掲載致します!

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 映画美学校アクターズ・コース「映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座」受講生が出演、映画美学校フィクション・コース受講生がスタッフ、そして現役の映画監督である講師4名がそれぞれ監督し、短編映画を創り上げた「ミニコラボ」。

今回は万田さんの作品に出演した3名について「それぞれの印象と今後に期待すること」を寄稿頂きました!ありがとうございます!

 

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浅田麻衣さん、太田英介くん、鈴木幸重くんとは、20分に満たない短編映画に出演してもらっただけのお付き合いなので、彼らについてはその範囲でのことしかわかりません。もっとも太田くんは、映画美学校フィクションコースの修了生でもあり、監督志望のフィクション生としての太田くんのことは多少知ってはいますが、役者としての太田くんのことを知る機会は、今度の短編製作が初めてでした。

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浅田さんは、芯の強いひとなんだなという印象を持ちました。声音がしっかりしているから、そう思ったんだと思います。発声にぶれがなく、自信に満ちています。ひとつの気持ちや感情を、ストレートに表現できる役者さんだな、と思いました。グイグイ押してくる女性の役を、シリアスにもコミカルにも演じられるのではないでしょうか。

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太田くんは、与えられた役を一所懸命探り、迷いながら演じていたように思いました。立ち止まっては考え、考えては数歩進み、また止まって考える、という印象です。性格なのだと思います。しかし、いわゆるスイッチが入ると、生き生きと、のびのびと、普段とはまったく違った面を見せてくれました。驚かされました。単純に内向的なだけ、あるいは外向的なだけではない、複雑なキャラクターを演じられるのではないでしょうか。

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鈴木くんは、瞳がくりくりとしているのが印象的でした。その瞳で何かをじっと見つめるとき、そこにある種の怖さのようなものが出現して、面白いと思いました。それは、見透かすといった意地悪さや、温かい眼差しとかいったものとは別の、狂気に近いものかも知れません。ひとは何かを鈴木くんほどには真っ直ぐ見つめないものです。面白い物語には欠かせない、本格的な悪役を演じる鈴木くんを見てみたいと思いました。

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万田邦敏

1956年生まれ。映画監督。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。映画美学校講師。主な監督作品に『UNLOVED』(01)『The Tunnel』(04)『ありがとう』(06)、『接吻』(07) 『シンクロナイザー』(16)。映画美学校では、コラボレーション作品として、『夜の足跡』(00/シネマGOラウンドの一本)、『う・み・め』(04)、『×(かける)4』(08)、『イヌミチ』(13)を監督。

 

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2017年3月2日[木] - 3月5日[日]
アクターズ・コース2016年度公演
『Movie Sick ムービーシック』

作・演出:佐々木透(リクウズルーム)
リクウズルーム代表。ク・ナウカシアターカンパニーで演出家・宮城聰のもと俳優として活動。退団後、執筆活動に取り組む。「日本の劇」戯曲賞2013最優秀賞受賞、第5回泉鏡花記念金沢戯曲大賞受賞。 文学への深い知識、鋭い感性と美意識を持ち、”戯曲構造”と”物語の可能性”を探る事をテーマに創作活動を行う。

出演:浅田麻衣、太田英介、大西美香、金岡秀樹、
   鈴木睦海、鈴木幸重、外崎桃子、仁田直人、
   塗塀一海、四柳智惟、米川幸リオン
  〔アクターズ・コース映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座〕
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公演日程
2017年3月
2日(木)19:30〜★
3日(金)19:30〜★
4日(土)14:00〜/19:00〜
5日(日)14:00〜/18:00〜
★=終演後アフタートーク開催〔30分程度を予定〕

※未就学児童の入場はご遠慮ください。 
※受付開始・当日券販売は開演の40分前、開場は開演の20分前 
※演出の都合上、開演後はご入場をお待ちいただく場合がございます。

会場:アトリエ春風舎
〒173−0036 東京都板橋区向原2−22−17 すぺいすしょう向原B1


チケット料金(日時指定・全席自由、予約・当日とも)
一般:2,300円
学生:1,800円※公演当日、受付にて要学生証提示

予約受付はこちらから!
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