映画美学校アクターズ・コース ブログ

映画美学校アクターズ・コースの公式ブログです。「映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2018」9/3(月)開講!

アクターズ・インタビュー『S高原まで』(第4回/全14回)神田朱未

稽古も順調に進んでおります。

 

第4回は、みんなのアイドルあけちゃん、こと、神田朱未さんです。(2018年2月5日収録)

f:id:eigabigakkou:20180206204547j:plain

 ──よろしくお願いします!神田さんとは面接が同じ日でしたよね。

   その時から、すごい声が綺麗でよく通る方だなぁって思ってました。

そう!唯一、那須ちゃんとは、同じグループだったよね。声が綺麗なのは、今まで声優をやってきたから、それはそうなんだろうけど、お芝居する時には、自分の中では意外と難点だったりして。最近は減ってきたんですけど、本読みの時とかは、やっぱり声優っぽいって言われたりだとか、セリフが前に立ちすぎるだとか、言われ続けてきたので、それはすごく自分の中では悩みだったりとかして。だから、本読みの方が緊張します、ある意味。またアニメっぽくなってないかなとか、結構、ドキドキする。

 

──神田さんは、朗読劇とかもやってらっしゃいますよね。

そう。これは、マイクの前に立って、皆さんの想像力に任せて、私たちはセリフやナレーションを読みます。そうすると、声優と俳優の大きな差ってなんなのかな、って結構考えますね。映画美学校に入ってから、人って、言葉以外で、すーごくいろんな情報を身体から出してるんだなってことを実感して。声優はセリフしかないから、それを声に全部詰め込んで演技をするので、いろんなものを声に含んでいるんですね。だから、普通のお芝居で、身体の動き+声の動きになっちゃうと、説明の情報量が多すぎて違和感が出ちゃうかな、とか。逆に、声のお芝居の時は、そこに何があるかとか距離感とか全部詰め込んでやらなきゃいけないので、その差が大きいのかなって思いますね。

 

──初めて舞台などでお芝居をしたのは、いつなんですか?

子供の時に、ずっとモダンダンスをやってたんですよ。その中で歌のレッスンがあって、音楽劇みたいなものに参加して。言ってみたらそれが初舞台ですかね。でも歌は全く歌えなくて、私(笑)ミュージカルとかも大好きなんですけど、どうやら歌の才能はイマイチ。

 

──神田さんは、どう行った流れで声優になられたんですか?

元々子供の頃から女優さんになりたくって。母がよく映画を見せてくれたりとか舞台に連れてってくれたりとかしたので。で、高校も演劇部に入って。自然な流れでお芝居やりますって言ってたら、両親が知り合いに相談して。そしたら、知り合いがいるところのほうがいいだろうってことで紹介されたのが、声優の養成所で。でもカリキュラムは俳優を育てるっていう、日舞、洋舞、演技とかだったので。だから、ここに行けばやりたいことができると思って、声優っていう文字は全く見えずに養成所に行っていました。そこから必死に声のお仕事をやっていくうちに、十数年経っちゃって。30くらいのときかなぁ、お芝居って何なんだろうってことがよくわからなくなっちゃって。それでもう一度、自分のやりたいことに立ち返ってみた時に、ああ、舞台に立ちたかったな、と思って。文学座に1年間、聴講生として通いました。

f:id:eigabigakkou:20180206210210j:plain

──じゃあ、演技の基礎的なものは一度ちゃんと勉強してたわけじゃないですか。

   どうしてまた映画美学校に入られたんですか

そうですね、すごい不思議な流れなんですけど。今まで所属していた事務所をやめたんですよね、どうしても俳優になりたくて。やめたものの、どうしていいかわからなくて、とりあえず色々舞台を観たりワークショップ受けたりしてたんですよ。その時に、あの…私、五反田がすごく好きで、「五反田 芝居」で検索したんですよ。そしたら、出てくるはずはないと思ったら、出てきたんですよ、「五反田団」って(笑)それで、色々調べてたら、ちょうどその数ヶ月後に五反田団主宰の前田司郎さんのワークショップがあるって知って。そこで初めて現代口語演劇ってものに触れたんですよね。そこから青年団系の舞台を見るようになって、フライヤーでここの存在を知って、あ、これはなんか流れが来ている、と思って。でもこの歳で学校に通うのもなぁ、ってギリギリまで迷って、締め切り当日に願書を出しました(笑)

 

──良かったですね、「五反田団」で!渋谷団、とかじゃなくて(笑)

そう、本当、五反田好きでよかった(笑)

 

──やっぱり、声優時代のファンの方とかは観に来てくださるんですか?  

アニメのお仕事を見たいっていう方が多いので、やっぱり舞台を観に来てもらうのは難しいなって実感してます。だから、やっぱりここからは、私自身みたいなものが、すごく問われるなってことを思ったりはしますね。やっぱり、声優っていうと、キャラクターがあってこそな部分もあると思うんですよね。イラストがあって、私はその声の部分を担当するので。もちろん、私のパーソナルな部分を好きだって言ってくださる方もいるんですけど。映画美学校に入って、まずは自分がベースにあるんだっていうことを意識することが多くて。だから、私って何?、って思春期みたいなことを、今更ながら、すごく考えますね。自分自身の言葉だったり、自分だったらこう思う、こう動くっていうことを、ちゃんと説明できることだったり、大事だなって。

f:id:eigabigakkou:20180206210427j:plain

──いつもはここら辺で趣味とかを聞いているのですが…

みんな趣味ってあるのかな?自分の好きなことを人生の主軸にしちゃったから、あんまり…(笑)だから唯一あるのは、散歩したりとか、ちょっと美味しいもの食べたりとかなのかなぁ。あとは、引っ越し大好きだから、不動産情報をスマホで見て、間取りを見てニヤニヤしたり。あとは、旅行が好きだから、けど今行けないから、旅行ブログを読むっていうのが、寝る前の癒し(笑)一番リラックスできるのは、お風呂、なのでセリフ覚えたりとか、発声したりとか、一曲歌ったりとか。今も、お風呂の中でセリフ覚えてます。一番入るんだよね。喉も一番痛めないかな、自分の中では。やっぱり、リラックスした状態で声を出さないと。

 

──これからのビジョンなど、何かありますか?

いろんなジャンルがあるんだなって、つくづく思うんでうよね。演劇でも映画でも。私、欲張りなんですよね。すごく、広くいきたいなあって。例えば、大河や朝ドラとか、皆さんに広く知られた存在にもなりたいなぁと思うし、その一方で、仲間と一緒に新しいものを作り出すっていうことにも、ここに来てから興味が湧いたので。いろんなジャンルのものに出て行きたいなぁ。で、今まで培って来た声のお仕事っていうのも大事にして行きたいんですよね。そう。今までは、すごく壁があると思ってたんですよね、声優業と俳優業には。もちろん分かれている部分もあると思うんですけど。なんか…自由に行き来したい!どのジャンルに行っても、ベースは神田朱未で。まずは、肉体を使って、いろんなことに反応できる、俳優になりたいなぁ…。私、自分のお芝居で、「あ、わかる。こんな人いるよね」って思ってもらえるようになりたいんですよ。こんな人いないだろ、って思っても、結構変な人っているじゃないですか。あと「よくわかんない人だけど、こういう部分はわかる」っていうのが、キラッとできる俳優さんになれたらいいなあ、と思います。

でもねぇ、講義の中で色々創作活動をしたけど、そういうことは苦手で、それより演じることにはすごく興味がある。ただ、衣装とかは、ここに入ってから、少し興味が湧いたかも、しれない。みんなが「神田さんこういうの好きだと思う」とかって教えてくれるんですよ、映画とか。それで、普段見ないようなものを見たりして、その中で衣装がちょっときになるなぁって。でも今は、演技が一番ピンポイントでやりたいことですね。

f:id:eigabigakkou:20180206210545j:plain

──最後に何か一言、ありますか?

『S高原から』見に来てください!

 

声も笑顔も仕草も本当に可愛らしい、かつ、とても芯のある素敵な女性だなぁと感じるインタビューでした。

次回は、小林未歩さんです、2月9日掲載予定です。(構成・那須愛美)

 

──────────────────────

神田朱未・かんだあけみ

1978年11月10日生まれ。愛知県出身。B型。高校を卒業後上京し、声優養成所に入所。その後は、アニメ・ゲーム・外画の吹き替えなどを中心に活動。現在はフリーで声だけでなく舞台や映像での表現を勉強中。

ブログ:朱未のオボエガキ https://t.co/5N670UGdvETwitter:@akemikanda  

──────────────────────

 

+++++++++++++++++++++
映画美学校アクターズ・コース 2017年度公演
「S高原から」
作・平田オリザ 演出・玉田真也(玉田企画)

【玉田真也(玉田企画 / 青年団演出部)】
平田オリザが主宰する劇団青年団の演出部に所属。玉田企画で脚本と演出。日常の中にある、「変な空気」を精緻でリアルな口語体で再現する。観る者の、痛々しい思い出として封印している感覚をほじくり出し、その「痛さ」を俯瞰して笑に変える作品が特徴。

出演:石山優太、加藤紗希、釜口恵太、神田朱未、小林未歩、髙羽快、高橋ルネ
          田中祐理子、田端奏衛、豊島晴香、那木慧、那須愛美、本荘澪、湯川紋子
        (映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2017)
          川井檸檬、木下崇祥

舞台美術:谷佳那香、照明:井坂浩(青年団)、衣装:根岸麻子(sunui)
宣伝美術:牧寿次郎、演出助手:大石恵美、竹内里紗
総合プロデューサー:井川耕一郎
修了公演監修:山内健司、兵藤公美、制作:井坂浩

======================

公演日程:2018年2月28日(水)〜3月5日(月)

2/28(水)19:30~
3/1  (木)19:30~
3/2  (金)15:00~ / 19:30~
3/3  (土)14:00~ / 19:00~
3/4  (日)14:00~
3/5  (月)15:00~
※受付開始は開演の30分前、開場は開演の20分前
※記録撮影用カメラが入る回がございます。あらかじめご了承ください。 

チケット(日時指定・全席自由・整理番号付)
前売・予約・当日共
一般 2,500円 高校生以下 500円
資料請求割引 2,000円 

※高校生以下の方は、当日受付にて学生証をご提示ください。
※未就学児はご入場いただけません。
※資料請求割引:チケット購入時に映画美学校の資料を請求してくれた方に500円の割引を行います(申し込み時に資料の送付先となる連絡先の記入が必須となります)。

チケット発売開始日 2018年1月8日(月・祝)午前10時より

<チケット取り扱い>
CoRichチケット! https://ticket.corich.jp/apply/88312/

<資料請求割>
映画美学校の資料を請求いただきました方は当日2500円のところ、2000円で鑑賞いただけます!
下記よりお申込みください。お申込み後、映画美学校より随時学校案内などの資料をお送りいたします。

映画美学校アクターズ・コース資料請求割引申し込み専用フォーム 

会場
アトリエ春風舎
東京メトロ有楽町線副都心線西武有楽町線小竹向原」駅 下車
4番出口より徒歩4分
東京都板橋区向原2-22-17 すぺいすしょう向原B1
tel:03-3957-5099(公演期間のみ)
※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際は公共交通機関をご利用ください。

お問い合わせ
映画美学校
〒150-0044 東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS B1F
電話番号:03-5459-1850 FAX番号:03-3464-5507
受付時間(月ー土) 12:00-20:00