映画美学校アクターズ・コース ブログ

映画美学校アクターズ・コースの公式ブログです。「映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2018」9/3(月)開講!

アクターズ・インタビュー『S高原まで』(第9回/全14回)田端奏衛

ここ数日でチケットが一気に売れて、嬉しい限りです。ありがとうございます!当日券情報などはツイッターにて更新しますので、買いそびれてしまった方は、要チェックです→【https://twitter.com/7_Skogen

 

さて、第9回は、関西弁のツッコミの反面、とても繊細な田端奏衛さんです。(2018年2月12日収録)

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 ──よろしくお願いします!

   田端さんは、元々映像が好きだったんですか?

うーん。映画美学校には、逃げに来た感じはある。元々京都でやりたいことがあったけど、出来なくなっちゃったから、どうしよっかなと思って東京に来た。大学卒業してから、だらだらしてたつもりはなかったんだけど、周りから見たらだらだらしてたみたいで。なんかやっぱ、何もしてないと、弁が先に立っちゃうんだなぁって、それはやだなぁ思って。自分で自分に振り回されてるのはあんまよくないなぁって。フリーで俳優やってオーディションとかワークショップとか受けてっていうのはあんま面白そうじゃないなぁって思って、とりあえずもう一回学校に入ればいいんだと思って、逃げに来たって感じ。

──じゃあこの間の飲み会で、仰っていた感じなんですね。

そう。芝居を勉強しに来たっていうよりかは、仲間を作りに来たっていうか。楽しくなるヒントを探しに来たみたいな感じですかね。学校でお芝居が全部学べるとは思ってないから。でも、近藤強さんの講義で、自分に合う自分のスタイルを自分で確立して行けば良いって仰ってたのは、良い言葉だったなって、振り返ると思う。どの講師の講義も学ぶことはたくさんあったけど、良くも悪くも、全部鵜呑みにはしてない。自分にノックしたとこだけヒントにして、自分で咀嚼して考える、っていうやり方を取れるようになったのは良かったなって思うかな、ここに来て。

 

──なんで俳優に憧れてるんですか?

え、憧れない?だって、色々経験できないことを経験できたりするじゃん。普段行かないところにも行けたりするし。例えば電車に乗ってても、いろんな疲れ方をしてる人がいるわけで。その疲れ方ひとつひとつに味があるわけで。だけどそれを全部自分一人で味わうのって無理じゃん。でもなんか、お芝居をしてるとそれを味わう権利が与えられるっていうか。自分の人生を遊べる心の余裕が今は無いから、自分一人で精一杯だけど、いろんなものを味わえる自由っていうのが良いなぁって。

あとは映画とか見てても、俺は泣かせようとしてくるシーンですぐ泣くんだけど。それって、その映画の世界とか色々、憧れた上で、見て、移入して、泣くわけじゃん。だから、俳優ってその、観客の目線の最延長上にいるのはいいなって思う。映画で自分が見てるようなことを実際に体験できるのは特別な権利だなって思う。

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──俳優以外になりたかった職業ってあるんですか?

ホテルマン!え、良くない?憧れだな。かっこいい、ではないけど、素敵だなって思う。なんか素敵じゃない?あの、良いホテルのホテルマン。何ヶ国語も喋れてさ、ピシッとして。

 

──大学は映像系だったそうですが、映画を作る方をやってたんですか?

作るのも演じるのも両方やってた。芝居を始めたのも、大学入ってから。それまではずっとバスケやってた。演劇もやったことあるよ。青年団みたいなのはやったことないけど。

 

──青年団系の感じは難しいですか?

難しいのは、、雰囲気というか、作品の皮膚感、みたいなものをまだいまいち掴めてないんだろうなって思う。例えば、アングラ演劇みたいなものは、最初の空気感みたいなものが掴みやすいけど、現代口語演劇は、何が何に有効に働いているのかがわからない…自分が働きかけたことが何に影響が出てくるのか見当がつかない…わかんないっていうのが怖い。

あとなんか、周りのアクターズ生が、すごく真面目で焦る(笑)みんな、講義で学んだことをちゃんと考えながら芝居しててすごいなって思う。

 

──落語もやったことがあるそうですが!

落語は、好きになったよ。役でやったんだけど、師匠についてもらって、ちゃんと稽古して。『厩火事』っていう、…(再現してます)。落語ってめっちゃ難しいし、めっちゃデリケートなんだよ!役を変える時、身体の向きを変えるようなのを普通イメージするけど、そうじゃなくて、目を動かすくらいなんだよ。スマートに。俺らが思っている偶像の落語と現実の落語は、シビアさが違うの。っていうのにまずビックリした。…って違うの、これじゃあなんか落語の映画のインタビューみたいになっちゃう(笑)

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──旅行がお好きだそうですが。行ってみたいところってありますか。

いっぱいありすぎるよ!日本国内だととりあえず行きたいのが尾道尾道から、瀬戸内海の島巡って帰ってきたい。であと、青森行って、恐山行って地獄めぐりしてから、俺ローカル線にすっごい興味があって。JR五能線に十二湖ってところがあって、その中の青池っていう、本当に青色なのよ。そこに行きたい。あと一つは、静岡の大井川鉄道。海外もいつかは行きたいけど、とりあえず日本国内を見てからかなぁ。いっぱい行きたいところある。

 

──ところで、髪型がすごい、可愛らしいですよね

いや、ずっと一回やってみたかったんよ。絶対似合うだろうなぁって勝手に思ってたんだけどね。自分では似合ってると思ってるんだけど、みんなから不評の連発で。ちょっと凹んだな。まぁ物は試しですよ。玉田さんには、普通の感じの髪型にしてくれって言われてる(笑)

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 ──では、最後に将来は、どんな役者になりたいですか?

自分で芝居を発明する役者になりたい。だから要は、役をオーディションで勝ち取るんじゃなくて、当て書きされるような役者になりたい。この役はあなたのための役ですって。量産型じゃないってこと。

あとは、仕事としての芝居とは別に、芝居を追求する時間を自分に設けてる役者になりたい。“芝居”っていうものを突き詰める場も、また別に持っていたい。

 

──田中さんも似たようなことを仰ってました。

だってさ、瀬々敬久監督ってすっごいかっこよくない?こういう映画撮りたいけどお金ないな、じゃあ映画撮ろう、お金できた、自分の好きな映画撮ろうって!映画のために映画撮ってそれで映画撮るって、そういう生き方がかっこいい。憧れ。別に映画監督になりたいわけじゃないけど、そういうことだよね。

 

 

全カットになりましたが、互いの人生相談みたいなことになったインタビューでした(笑)

次回は、豊島晴香さんです。2月19日に掲載予定です。(構成・那須愛美)

 

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田端奏衛・たばたかなえ

1994年生まれ。愛知県名古屋市出身。京都造形芸術大学映画学科卒業。それそろ「学生」という鎧を脱がなければいけないことに畏怖を感じている。

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映画美学校アクターズ・コース 2017年度公演
「S高原から」
作・平田オリザ 演出・玉田真也(玉田企画)

【玉田真也(玉田企画 / 青年団演出部)】
平田オリザが主宰する劇団青年団の演出部に所属。玉田企画で脚本と演出。日常の中にある、「変な空気」を精緻でリアルな口語体で再現する。観る者の、痛々しい思い出として封印している感覚をほじくり出し、その「痛さ」を俯瞰して笑に変える作品が特徴。

出演:石山優太、加藤紗希、釜口恵太、神田朱未、小林未歩、髙羽快、高橋ルネ
          田中祐理子、田端奏衛、豊島晴香、那木慧、那須愛美、本荘澪、湯川紋子
        (映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2017)
          川井檸檬、木下崇祥

舞台美術:谷佳那香、照明:井坂浩(青年団)、衣装:根岸麻子(sunui)
宣伝美術:牧寿次郎、演出助手:大石恵美、竹内里紗
総合プロデューサー:井川耕一郎
修了公演監修:山内健司、兵藤公美、制作:井坂浩

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公演日程:2018年2月28日(水)〜3月5日(月)

2/28(水)19:30~
3/1  (木)19:30~
3/2  (金)15:00~ / 19:30~
3/3  (土)14:00~ / 19:00~
3/4  (日)14:00~
3/5  (月)15:00~
※受付開始は開演の30分前、開場は開演の20分前
※記録撮影用カメラが入る回がございます。あらかじめご了承ください。 

チケット(日時指定・全席自由・整理番号付)
前売・予約・当日共
一般 2,500円 高校生以下 500円
資料請求割引 2,000円 

※高校生以下の方は、当日受付にて学生証をご提示ください。
※未就学児はご入場いただけません。
※資料請求割引:チケット購入時に映画美学校の資料を請求してくれた方に500円の割引を行います(申し込み時に資料の送付先となる連絡先の記入が必須となります)。

チケット発売開始日 2018年1月8日(月・祝)午前10時より

<チケット取り扱い>
CoRichチケット! https://ticket.corich.jp/apply/88312/

<資料請求割>
映画美学校の資料を請求いただきました方は当日2500円のところ、2000円で鑑賞いただけます!
下記よりお申込みください。お申込み後、映画美学校より随時学校案内などの資料をお送りいたします。

映画美学校アクターズ・コース資料請求割引申し込み専用フォーム 

会場
アトリエ春風舎
東京メトロ有楽町線副都心線西武有楽町線小竹向原」駅 下車
4番出口より徒歩4分
東京都板橋区向原2-22-17 すぺいすしょう向原B1
tel:03-3957-5099(公演期間のみ)
※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際は公共交通機関をご利用ください。

お問い合わせ
映画美学校
〒150-0044 東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS B1F
電話番号:03-5459-1850 FAX番号:03-3464-5507
受付時間(月ー土) 12:00-20:00