映画美学校アクターズ・コース ブログ

映画美学校アクターズ・コースの公式ブログです。アクターズ・コース2017年度公演「S高原から」2/28(水)〜3/5(月)上演決定!

アクターズ・インタビュー『S高原まで』(第10回/全14回)豊島晴香

初日まで残り10日を切りましたが、着々と面白くなってきています!チケットも完売で嬉しい限りです。

 

さて、第10回は、穏やかな笑顔とえくぼが素敵な豊島晴香さんです。(2018年2月14日収録)

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──元々文学座の研究所にいらっしゃったそうですが。

元々は会社員をやってて、会社辞めた時は、演劇のジャンルとかをあんまり知らない状態で。たまたま先輩に新劇の劇団に所属していた方がいたのと、あとはちゃんと勉強できるところっていうことで、文学座の研究所に入ったのね。で、講師の演出家の人が最初の1年目で100本近く芝居を観たって話を聞いて。なるべくたくさん観るといいって言われて。そうやって観て行くうちに、どんどん青年団系や小劇場系のお芝居が面白いなって思うようになって。うまいなっていうのよりも、人間が見えるのがすごい好きで。結構文学座入った初期の段階から、大きい舞台よりかはそういう方をたくさん観てた。結局文学座には3年間お世話になって、本当に勉強になったんだけど。他にもワークショップとか、面白そうなところには積極的に飛び込むように、してたのね。そこで知り合った方や、観た芝居で面白いなって思った役者さんが、結構映画美学校出身の人が多くて。それで、文学座卒業した後、自分が本当にやりたいこととか、もう一回学校通うのとか悩んだけど、修了公演が玉田さんだし。玉田さんのお芝居がすっごく好きで、なんか縁かなって。あと映像もちょっとやってみたいっていうのもあり。映画美学校に入ったかな。

 

──演劇には昔から興味があったんですか?

ちっちゃい頃宝塚が、大好きだったのね。父の実家が宝塚大劇場の近くだし、親戚の子どもの中でも紅一点だったから、連れてってもらったんだけど。小学校の時は、だからずっと、自分は宝塚にいくぞ!って思ってて。で、宝塚の受験予備校に入ったんだけど、まあ馴染めなくて。一回だけ記念受験したんだけどね。やめて次の日速攻陸上部入るっていう(笑)そっちの方が自分は自由でいられて楽しかった。だけどミュージカルはずっと好きだったから、高校は、劇団四季とか他のミュージカルも観に行って、で大学は、一期上の人が立ち上げたミュージカルサークルに入って。スタッフワークとかも全部自分たちでやってたから、0から舞台を作る経験ができたのが良かったなぁって。だけど、ミュージカルを仕事にするっていうのは、自分の中でそんなに気持ちが動かず、それで就職したんだよね。

で、ミュージカルっていう文脈とは別に、大学のゼミで芸術論とか文学論を扱ってて、そこで芸術とか文学はこの社会でどういう存在なのかなってことを考えてて。だから会社を辞めたのも、そのゼミで考えてたことを実践したいって思って、私なら舞台だな、ってことで。

 

──ままごとの『わたしが悲しくないのはあなたが遠いから』一緒に観に行きましたよね。

そうだね!懐かしい。柴幸男さんのお芝居は『わが星』も観たんだけど、あれはめちゃくちゃ感動したー!音楽が好きだから、ああいうテイストはすごい好き。

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──よくアクターズ生にCDとか貸してますよね!

   どんな音楽が好きなんですか?

結構、ちょっと昔のロックとか好き。一番古いのだと、はっぴいえんどっていう、日本語のロックで初期に出てきたのとか、最近のインディーズとかも聴くし、あとはハンバートハンバートっていう夫婦デュオがすごい好きで。この間、紗希ちゃん(加藤紗季さん)とみおちゃん(本荘澪さん)とライブに行ったんだけど。音楽はね、日常的に聴くね。音楽の色々な知識を詰め込んでくれたのも、そのゼミだったの。

 

──音楽の他に好きなものとかって?

編み物!上手くはないし凝ったことはしないんだけど、編み物すると、余計なこと考えずに無になれるから。音楽かけながら編み物したら、一回リセットできる(笑)

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──話は戻りますが、映画はあまり観ないんですか?

私の中では、映画より演劇の方が観に行くハードルが低いんだよねぇ。普通逆、だよね。けどやっぱり文学座の1年目にめちゃくちゃ行きまくってたから。だからもう舞台はひょいって行っちゃうんだけど、映画は、絶対観たいって思わないと、腰が上がんない。でも、ここに入るまでは映画ってあんまり私の中で大きな要素じゃなかったんだけど、ここ入って映画に出会えたし、映画すごい出たいなって、思った!ミニコラボ楽しかった、面白かったよね。脚本とかもやらせてもらったのも楽しかったし、演じるのも楽しかったね。

 

──脚本もこれからやってみたいとかはあるんですか?

脚本ねぇ…私たぶん、0から立ち上げるのは苦手っていうか…。そんなに今のところやりたいとは思わないんだけど。ミニコラボも、ある程度の枠組みがあった中で、この人にこれ喋らせたら面白いだろうなって考えるのが楽しくて。だから、そういうふうに、一緒に作ってくれる人がいたらやりたいっていう。無責任な感じだけど(笑)

 

──今回の公演にあたって、何か意識してることなどありますか?

オリザさんの本の難しさなのかもしれないけど、直接言葉をかけてる相手以外との関係性で喋らされてるところが、すごく多くて。いろんなところに気を遣って、意識を分散させるのが難しい。1対1のストレートなやり取りだけじゃないっていうことを表現するのが難しいなって、今感じてる。

 

──今後、どんなことをやってみたいですか?

やっぱり、一緒に作っていく、っていうスタンスで、作品作りできたら嬉しいなって思っていて。大きな舞台に出たい、とかよりも、今は無名だとしても、面白いことを考えている人と、

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一緒に考えながら何かを立ち上げることにすごい興味がある。だから、そういう人がいた時に、一緒にやったら面白いだろうなって思ってもらえるような人になりたいし、面白いことを一緒に立ち上げる力を持っている人になりたいなって、思うかな。あと映画は、今言ったような要素がすごく大きいのかな、というか。一つのカットを撮影するときって同時にいろんな人が働きかけてるじゃん。その感じがすごく面白いし、自分のやりたいことに近い気がしていて。だからもっと映画をやりたいなって思う。

 

──じゃあ、商業映画よりも自主映画とかの方が興味があるんですか?

うーん…それはちょっとまだわかんないかなぁ。演劇のことがよくわかってなかったように、映画のこともまだ全然知らなすぎて。でも、仕事にしたいって気持ちはあるから。メジャーな映画にも携われるものなら携わりたい。何事もやってみたい。でも楽しくやりたい!楽しくっていうのが一番のベースにあるかも。それはもちろん、楽、とは違う意味で。楽しみたい!

 

 

豊島さんの、温かな空気の満ちたインタビューでした(写真を撮る時は、恥ずかしがってか、笑顔の瞬間が撮れませんでした…泣)

次回は、那木慧さんです。2月21日に掲載予定です。(構成・那須愛美)

 

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豊島晴香・とよしまはるか

1989年生まれ。東京都出身。慶應義塾大学環境情報学部卒業。2年間の旅行会社勤務を経て文学座附属演劇研究所に入所し、同研修科まで修了。研究所以外では、小田尚稔さん作・演出の一人芝居「凡人の言い訳」などに出演。今までの人生で思い出深かった出来事は、ボーっとしていたところバイト先のケンタッキーでお客さんを怒らせ、5本のチキンを投げつけられたこと。Twitter:@toyoshimauma

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映画美学校アクターズ・コース 2017年度公演
「S高原から」
作・平田オリザ 演出・玉田真也(玉田企画)

【玉田真也(玉田企画 / 青年団演出部)】
平田オリザが主宰する劇団青年団の演出部に所属。玉田企画で脚本と演出。日常の中にある、「変な空気」を精緻でリアルな口語体で再現する。観る者の、痛々しい思い出として封印している感覚をほじくり出し、その「痛さ」を俯瞰して笑に変える作品が特徴。

出演:石山優太、加藤紗希、釜口恵太、神田朱未、小林未歩、髙羽快、高橋ルネ
          田中祐理子、田端奏衛、豊島晴香、那木慧、那須愛美、本荘澪、湯川紋子
        (映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2017)
          川井檸檬、木下崇祥

舞台美術:谷佳那香、照明:井坂浩(青年団)、衣装:根岸麻子(sunui)
宣伝美術:牧寿次郎、演出助手:大石恵美、竹内里紗
総合プロデューサー:井川耕一郎
修了公演監修:山内健司、兵藤公美、制作:井坂浩

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公演日程:2018年2月28日(水)〜3月5日(月)

2/28(水)19:30~
3/1  (木)19:30~
3/2  (金)15:00~ / 19:30~
3/3  (土)14:00~ / 19:00~
3/4  (日)14:00~
3/5  (月)15:00~
※受付開始は開演の30分前、開場は開演の20分前
※記録撮影用カメラが入る回がございます。あらかじめご了承ください。 

チケット(日時指定・全席自由・整理番号付)
前売・予約・当日共
一般 2,500円 高校生以下 500円
資料請求割引 2,000円 

※高校生以下の方は、当日受付にて学生証をご提示ください。
※未就学児はご入場いただけません。
※資料請求割引:チケット購入時に映画美学校の資料を請求してくれた方に500円の割引を行います(申し込み時に資料の送付先となる連絡先の記入が必須となります)。

チケット発売開始日 2018年1月8日(月・祝)午前10時より

<チケット取り扱い>
CoRichチケット! https://ticket.corich.jp/apply/88312/

<資料請求割>
映画美学校の資料を請求いただきました方は当日2500円のところ、2000円で鑑賞いただけます!
下記よりお申込みください。お申込み後、映画美学校より随時学校案内などの資料をお送りいたします。

映画美学校アクターズ・コース資料請求割引申し込み専用フォーム 

会場
アトリエ春風舎
東京メトロ有楽町線副都心線西武有楽町線小竹向原」駅 下車
4番出口より徒歩4分
東京都板橋区向原2-22-17 すぺいすしょう向原B1
tel:03-3957-5099(公演期間のみ)
※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際は公共交通機関をご利用ください。

お問い合わせ
映画美学校
〒150-0044 東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS B1F
電話番号:03-5459-1850 FAX番号:03-3464-5507
受付時間(月ー土) 12:00-20:00