映画美学校アクターズ・コース ブログ

映画美学校アクターズ・コースの公式ブログです。「映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2018」9/3(月)開講!

月刊 兵藤公美 with 四方智子 8月号(第2回/全3回)

「ラジオのようなブログ記事」──それが『月刊 兵藤公美 with 四方智子』。

俳優・兵藤公美(映画美学校アクターズ・コース講師)が、映画美学校事務局の四方智子と共にお話する企画です。

第4回の8月号は、公美さんが「歯の治療直後」でお酒NGということもあったので、デザートを食べられるデニーズでの収録となりました。「もっと真面目な話をして、どうぞ」というお声を頂いたということで、今回は『日本文学盛衰史』の振り返りから、「演技について」「上手い演技とは?」という真面目なテーマを、長い枕の後にしっかりお送り致します(収録日:7/23)。

※いきなり超真面目な話になったり、わけの分からない近況報告になったり、話があっちゃこっちゃ飛びまくりますが、あえてまとめず・なるべくカットせず、むしろそれを押し出しています。「ラジオ感覚」でお付き合い下さい。

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四方智子(以下四方) とにかく、私が凄い太ったよって話ですよ。やっぱり自分の頭の中にある形みたいなのがずっとあって……

 

兵藤公美(以下兵藤) どういうこと?

 

──(笑)

 

四方 (笑)もちろん細くはないんだけど、なんか分かりません?

 

兵藤 フォルムってこと?

 

四方 フォルムっていうか、自分の、なんだろ、体積?(笑)。記憶の中の自分の身体は多分、他者の眼というか、客観的に見るより多分1割減とか2割減なんですよ。

 

兵藤 はい。

 

四方 で、まず体重が凄い数字をたたき出してしまったんですね。

 

──ああ、測っているんですね。

 

四方 2年ぶりに測ったの、怖くて。

 

兵藤 それは買ったの? 体重計。

 

四方 違うの、学校にあるんですよ、実は。

 

兵藤 学校にあるの!? 私も乗りたい!

 

──なんで(笑)。

 

兵藤 私も持ってない体重計!

 

四方 私の机の下に実は置いてあって。実は5年前にダイエットしたんですよ、市沢さん(映画美学校職員)と勝負して。3キロしか痩せなかったんですけど。

 

兵藤 マジで! でも痩せてんじゃん。

 

四方 で、それで、もう2・3年体重計乗ってないから、怖くなっちゃって乗れなかったんですけど、もう乗るところから始めないと無理だって言われて、それでこの間やっと乗ったんですよ。そしたら凄い数字をたたき出して「あらま」と思ってたんです。それでさっき言っていたSKIPのワークショップで、私は絶対出演したくなかったんですけど結果出たんですね。そうすると映っているじゃないですか、私が。客観的に自分を見れるじゃないですか。「なんだこの身体は……」と思って。

 

兵藤 でも顔はね、パーツがしっかりの映像向きの顔してるけど。

 

四方 いやいやいやいや。汗でドロドロになって化粧全部剥がれててヒドい顔してましたよ。

 

兵藤 (笑)

 

店員 失礼します。ビーフシチューで〜す。あとオムライス、失礼しま〜す。

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兵藤 で?

 

四方 後ろ姿が写っていて、それを見て、本当に自分の身体にビックリしたんですよ。「なんだこの体型は!」と思って。自分の中では、映像の中ではこういうふうにやっているという想像と、画面で映っているものとはまっっったく違って「あ、これはちゃんと痩せなきゃいけないな」と。「客観視してたつもりだったけど、全然現実は違うんだな」って思った次第ですね。

 

兵藤 なるほどねぇ。

 

四方 もうビックリした、ホントに。

 

兵藤 じゃあ役者をやってみて良かったね。

 

四方 出るのは凄いイヤだったんです。演技は凄い下手だし。出たくなかったんですけど、1個だけ出て良かったと思うのは、ホントに自分の客観視出来たこと。

 

兵藤 その後に体重計に乗ったの?

 

四方 違います。

 

兵藤 そうか。もう乗ってて、さらに、か。もうそういう流れだね。

 

四方 なので私、またみんなにバカにされるパターンのやつですけど……

 

兵藤 ……何するんですか?

 

四方 酵素飲み始めました(笑)。

 

兵藤 いいじゃないですか……いいじゃないですか! とりあえずなんでもやってみることですよね。

 

四方 いっぱい色々とやってみて途中で終わっている人間なので……

 

兵藤 (笑)

 

四方 もう笑い種(ぐさ)なんですけどね。

 

兵藤 酵素って何? どうやって飲むの?

 

四方 カプセルになってて、1日1粒飲んで下さいってやつで。あと、いまコンブチャっていうのが流行っているらしいんですよ。コンブチャっていうのは昆布のお茶じゃなくて、紅茶キノコって昔流行ったじゃないですか。

 

兵藤 あった。

 

四方 あれのことをいまアメリカとかでコンブチャと言うらしくて、凄いブレイクしているらしいんですよ。

 

──ああ、なんかwebの記事で読みました。

 

兵藤 昆布じゃなくて?

 

四方 コンブチャっていう名前の、中身は紅茶キノコのやつ。

 

兵藤 それがアメリカで……英語では何て言うの?

 

四方 コンブチャ

 

兵藤 コンブチャなんだ。

 

四方 日本からアメリカに輸出された時に、日本のものだからコンブって名前がついたらしいんですよ、確か。

 

兵藤 ウソじゃん、それ。もう間違っちゃってんじゃん。食物が違うものになっちゃってんじゃん。いいの? アメリカはそれで。

 

四方 いいんじゃないんすかねぇ。

 

兵藤 アメリカ分かんねぇなぁ。

 

──(爆笑)

 

四方 それがまた逆輸入されて入ってきたらしくって。

 

──インスタとかでよくありますよね、モデルなのかよく分からん人がアップしてたり。

 

兵藤 「コンブチャよ♡」って紅茶キノコ飲んでたりするの?……それいいのかなぁ。

 

四方 分かんない。分かんないんですけど……

 

兵藤 なんなの? 信じられない。世界が信じられない。

 

四方 とりあえず、もう分かんなくなっちゃって。とりあえず酵素は取れってみんなから言われているけど、何を飲めばいいのか……

 

──みんなって誰に言われているんですか(笑)。

 

兵藤 そうそう。誰に?

 

四方 親とか。

 

兵藤 あ、親か。酵素ってさ、身体に元々あるものじゃん? それをもっと増やして、そうすると何か良くなるの?

 

四方 代謝が良くなったりだとか、消化が良くなるんですよ。

 

兵藤 そうすると血流とか良くなって……デトックスが出来る身体になる!

 

四方 そうなんですよ。で、酵素の数って決まっていて、産まれてからどんどん減っていくらしいんです。しかも、最近の日本人たちがこういう食事を食べるので、どんどんどんどん酵素を使われていくことにより、凄い酵素が減ると。それで活性酸素が増えるのかな? それがおデブ因子みたいな感じになっていると。

 

兵藤 ふーん。それで酵素でそいつらを撃退。

 

四方 するぞと。

 

兵藤 そういうことなんだ、酵素って。

 

四方 らしいですよ。

 

──僕は男性だから実感を持っては分からないですけど、酵素は生理痛とかにも効くんですよね?

 

兵藤 え? 酵素

 

四方 そうなの?

 

──ハトムギ酵素とか聞いたことがありますけど。

 

兵藤 ああ、ハトムギはね、前に飲んでた私。イボとか出来やすい体質だから。謎の突起がね、眉毛のところに10年くらい前にピッと出来たの。「なにこれ」と思って「ヨクイニンを飲んだら取れるよ」って言われて、ヨクイニンを飲んでから突起のできものみたいなのがスッカスカにドンドンなってって、ある日ポロって取れたの。

 

──ヨクイニン?

 

兵藤 それ、ハトムギのことなの、漢方用語で。

 

四方 そうなんだ。……ごはん、食べられそうでよかったですね。

※兵藤は数日前にインプラント手術をしていたため、柔らかいものしか食べられなかった。

 

兵藤 うん、手術した逆側で食べてる。

 

──それは元々歯が悪くてついに手術に踏み切ったんですか?

 

兵藤 う〜ん、それもあるんだけど、なんかどうもヤバい治療をしてたみたいで、それのせいで副鼻腔のところに漿液(しょうえき)みたいなのが貯まってて。私、ずっと副鼻腔炎もあったんだけど、それは歯のせいで副鼻腔のところに水みたいなのが貯まってたの。それも今回出してもらって。だから大工事したみたいな感じ。

 

四方 去年に引き続き手術三昧。

 

兵藤 そうなの。手術三昧、ホント。手術続きよ。でも凄腕の先生だから、本当は顔とかもお岩さんくらい腫れるんだって。でもその先生がめちゃ上手だから、これくらいで済んでるの。ありがたい。

 

四方 よかったですね、いい先生に当たって。歯医者って当たり外れ激しいから。

 

兵藤 うん、そうなの……そうですか、じゃあ四方さんはこれから酵素を飲んで。

 

四方 そうなんです。ちょっと4ヶ月間、様子を見て下さい、皆さん(笑)。

 

兵藤 分かりました。

 

──運動はしないんですか?(笑)

 

兵藤 時間がないよね、四方さんは。

 

四方 いや……したいなって気持ちはあるんですけど、ハードルが高い。

 

兵藤 じゃあさ、今度さ、無理やりアウトドアしようよ。

 

四方 えぇ……

 

──アウトドアってなんすか?(笑)

 

兵藤 なんか、山とか登るの。行かない?

 

四方 あぁ……もう1個あるのは、やっぱり夏は汗が凄いから。

 

兵藤 いや、汗は凄いよ、そりゃ。

 

四方 私、汗疹っていうかアトピーだから……

 

兵藤 あ、そうか。なるほど、そうだねぇ。

 

四方 それがちょっとあって。で、プール行きたいなってずっと思ってるんですけど、プールはハードルが高いんですよ、これまた。

 

兵藤 泳げない?

 

四方 ううん、泳げます。

 

兵藤 いいじゃん。私、泳げないよ。

 

──泳げない?

 

兵藤 うん、あんまり泳げない。

 

──あ、確かに水に浮かなさそう。

 

四方 浮かなそう。

 

兵藤 浮くと思うけど……

 

四方 進めない?

 

兵藤 進むんだけど「あれ、泳げてるのかな?」って(笑)。でも海とかで足着かないとこでは泳げない。平泳ぎは泳げるよ。25メートルは泳げるよ。

 

四方 私多分、立ちながらですけど、1キロぐらいは泳げます。

 

兵藤 泳げんじゃん、じゃあ。あ、水着を着るのがちょっと抵抗ある?

 

四方 そうそうそう。それもあるし……

 

兵藤 でもさ、今は全身覆っちゃうみたいな水着もあるじゃん、服みたいな。

 

四方 あと1歩なんですよね。実は水着買ったんです。で、市民プールもウチの近くにある。で、ウチの近くに温泉もあって、そこにスポーツクラブのセットで、温泉に入る人はプールも使えるんです。あとは行くだけなんです。思い立って2ヶ月経つんですけど、まだ行けてない(笑)。

 

兵藤 結構経ったね、思い立ってからね。

 

四方 だから運動嫌いなんだと思います(笑)。

 

兵藤 じゃあしなくていいよ。嫌いなことはしなくていい。

 

四方 ……歩くのはしようかな。帰り道に、いつもの最寄駅の1駅2駅前くらいで降りて、テクテク歩く。

 

兵藤 でも汗かいちゃうじゃん、そしたら。

 

四方 そうなんです。でも最近めちゃくちゃ暑いじゃないですか。最寄駅から歩いても汗かくんです。

 

兵藤 ああ、だったらもう1駅2駅も一緒だろってことか。

 

四方 そう、逆に。あとは降りる勇気です。

 

兵藤 でもそしたら、私なら道中にある全コンビニに寄っちゃうと思う。そしてハロハロとか食べちゃうと思う。

 

四方 (笑)

 

兵藤 ミニストップのソフトクリーム、絶対食べると思う。

 

四方 美味しいですよねぇ〜。

 

兵藤 美味しいの、今年のメロン味。

 

四方 あ、ホントに? まだ食べてな〜い。

 

兵藤 だから四方さん、何て言うか、体重が多いというよりも………………概念じゃない? 概念なんじゃない?

 

四方 ………………がい、ねん???

 

──概念ってなんですか?(笑)

 

兵藤 体重っていう数字はもう概念なの。

 

四方 ああ〜、やっぱ見栄えが良ければいいってことですよね。

 

兵藤 そういうこと。ていうか、四方さんが見栄えっていうかそういうのを気にしてなければいいじゃん。

 

四方 気にはしてます。

 

兵藤 気にしないで、だから。

 

──(爆笑)

 

兵藤 レディゴー(Let it go)で。

 

四方 いや〜レディゴーなれないな〜……こう見えてですね、私、昔は痩せてたんです。

 

兵藤 (笑)

 

四方 その栄光が自分の中であるから。

 

──(笑)

 

兵藤 栄光とかじゃない、だから。

 

四方 栄光でもないんですけど……

 

兵藤 だってそしたらさ、痩せてる人が輝いてるみたいな感じになっちゃうじゃん。

 

四方 私の太り方って、バランスが悪いんですよ。渡辺直美みたいなバランスだったらいいなと思うんですけど、ああいうバランスじゃないじゃん、私。違いますよね?

 

兵藤 うん、分かんないけど。

 

四方 ああいうバランスだったらそう言ってね。

 

──ああいうバランスっていうのがよく分からないんですけど(笑)。

 

四方 コロンとしてて、愛嬌があって……でもどうなんだろう……自分じゃわからない……

 

兵藤 私は全く問題ないと思うけど。まぁ病的に問題があるんだったらちょっと怖いけどね。

 

四方 まぁあとは、本当に体調がよろしくないことの原因の1つとしてはあるんだろうなぁとは思って。

 

兵藤 なるほど。そうね、こっから40代に近付いてきて出てくるとね。でもさ、痩せちゃう時は痩せちゃうからさ、無理してあれこれすることはないんじゃない? って兵藤さん思いますけど。

 

──それは公美さんが痩せる体質だからじゃないですか?(笑) 放っといたら痩せるタイプですよね?

 

兵藤 うん、放っといたら痩せる。

 

四方 私、放っといたら太るタイプ。

 

兵藤 ………………全部代謝だから、とりあえず酵素で。

 

四方 ね。とりあえず酵素、毎日飲みます。

 

兵藤 確かに私、代謝はめちゃめちゃいい。食べるそばから汗がダラダラ出るみたいな感じ。汗出る?

 

四方 最近は暑いから出ます。

 

兵藤 じゃあちょっと酵素で良くなってるのかも。

 

四方 酵素は今日から飲み始めてるから分かんないです(笑)。

 

兵藤 (笑)

 

四方 酵素コンブチャで頑張ります。じゃあ枕はそんなところで、今日のお題なんですけど。

 

──ああ、本題ではなかったんですね(笑)。

 

四方 いやね、やっぱりね、ちょいちょいね、この『月刊 兵藤公美〜』を読んでいるまわりの人から話を聞くとですね……

 

兵藤 ええ。

 

四方 「なんで演技の話しないの?」ってすっごい突っ込まれるんですよ。

 

──(爆笑)

 

兵藤 うっそぉ〜。

 

四方 下手すると半笑いくらいで言われるんですよ。で、やっぱり1回くらい演技というものに真面目に向き合ってみる回があってもいいんじゃないかなと。

 

兵藤 なるほど。

 

──それ、誰に言われたんですか(笑)。そんな普通のインタビュー記事みたいなことしてもなぁ(笑)。

 

兵藤 ねぇ。全然気にしなくていいと思うけど。

 

※最初に企画会議という名目で宮崎料理屋に行った際に意見を求められ「公美さんはインタビューなどで真面目に演技などについて語っているので、ググればそういう記事はいくらでも出てきたんですよ。だから、そういうこととは違う、ラジオのようにフリートークをする方が面白くないですか? 公美さんのパーソナリティとか魅力を感じられる、読み物として面白いものにしませんか?」と提案したため、このようなハチャメチャな感じになっています。

 

四方 でもなんか、公美さんは、演技が上手くなるための話はしてるけど、どう考えているとか、そういう話ってあんまりしなくないですか?………………してる?

 

兵藤 私、してるよね?

 

四方 してるか。じゃあヤメます?

 

兵藤 いや………………いいと思う、演技の話。でも、私たち3人で話して楽しいのかなっていう。

 

四方 確かにね。それはあるかも。

 

兵藤 演技にまつわる………………じゃあ四方さんとシンちゃんが、この人の演技は好きだっていうのはないの?

 

四方 私、いまもう根本として分からないんですよ、それが。「上手い演技って何?」みたいな。好きな演技・嫌いな演技はあるかもしれないけど。

 

兵藤 じゃあ例えば好きな演技は?

 

四方 ………………(長考)。

 

(次回へ続く / 第3回=最終回は8/20(月)に掲載予定)