映画美学校アクターズ・コース ブログ

映画美学校アクターズ・コースの公式ブログです。アクターズ・コース2018年度公演「革命日記」2019/3/6(水)〜3/11(月)上演!

つれづれなるままに〜革命日記『日記』 その5/浅田麻衣

浅田です。劇場入りして、2日目。本日はスタッフの方々に来て頂き、舞台美術の大改造が行われています。

稽古場日記もこれで私のターンは最後。過去と現在が混在していますが、本日も徒然と記させていただきます。

 

2月27日

昨日の夜に搬出の準備を終え、劇場であるアトリエ春風舎への搬入が始まります。

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働く働く。今回の劇場入りは通常より長く、約2週間程劇場にいる計算です。
山内さんから、昨日の劇場入りレクチャーの中で、「住むように劇場で暮らす」ことをテーマにお話がありました。どうしても劇場は密閉空間で、空気も淀んでしまうことが多いので、自分たちが快適に過ごすための創意工夫も大事です。

 


そういえば、自分が修了公演の際には裏での待機時間が非常に長かったのと、まだ2月後半で寒かったので、毛布や下に敷くマットや暖房器具などを大量に持ち込み、裏では押しくらまんじゅう状態にくっつき暖をとっていたなあ・・・と懐かしくなること暫し。

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共有スペース。今回、修了公演では班(大道具、小道具、衣装・・・等等)を作ってそれぞれが活動しているのですが(3つの班を股にかける男、柴山という猛者もいます)

この共有スペースは「生活班」が仕切ってくれています。生活班は、稽古時間も長い日々の生活を潤すために、ケータリングを準備したり、お湯を準備してくれたり、ごみの整理をしてくれたりと日々細々とした作業を続けながら、稽古を支えてくれています。劇場入りしてから、お米を炊いてくれる生活班。温かいごはんは正義です。

 


劇場入りして長時間を過ごすとなると、体力的にもいつもと違う環境で精神的にも謎の疲れが出てきたり、また、食生活も乱れがち、という事象が起こりがちですが、今回の小屋入りが長い事を踏まえ、山内さんから事前に、俳優が劇場に住むように暮らす、という方法について折に触れ話がありました。
また、稽古途中で山内さんが実際に行っている体幹レーニングや発声方法、そして山内さんの食生活も教えてもらうというレクチャーが!

私自身、発声やストレッチの方法などは「稽古場で盗み合うもの、気になったらお互いでひっそりと共有しあう」と認識してきたものを、山内さん自身がオープンにしてくれて非常に励みになったし、勝手に目から鱗が落ちました。

 

=====ここから役者紹介に戻ります。========
もはやシーンの紹介ではなく、役者紹介でいきます。

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佐々木茂雄(革命家、下部組織のリーダー):松岡真吾
※こんなシーンはありません。私が一緒に出ているため、写真を撮影するチャンスがなく、仕込み中のカッコイイ松岡さんを撮影しました。
 
松岡さんは、日々トレーニングを欠かさず、そして、大きいお弁当を食べています。肉体改造の結果、二の腕が本当にムキムキになっていました。
私の好きな俳優さんで、「その役が一体どんな姿勢で立っているのか、どんな体格なのか」と身体から考える方がいらっしゃるのですが、松岡さんは内面から外面からも「佐々木」に近づこうとするストイックなアプローチ方法を取っているように思えます。ただ、それが所謂「その役になりきる」というわけではなく、ある程度役との距離(それは役者の危機管理にも通じるんでしょう)もとてもうまくとっていて、横に立っていてとても安心できるし挑戦できるし、素敵な役者さんです。
 

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小坂信雄(革命家):釜口恵太
※こんなシーンはありません。私が一緒に出ているため、写真を撮影するチャンスがなく、仕込み中に真剣にテープを選ぶ釜口さんを撮影しました。
 
先日、山内さんから「ちょっと語尾をあげてみようか」や、「この討論の間、『次は北海道かな〜』とか考えてみて」などディレクションを受けた結果、見た事のない釜口さんが見えてきました。恐らく普段は日常にとけ込む演技や、繊細な演技を得手としているのかな、と勝手に思っているのですが、今回の役はこれまでとは違ったアプローチが必要のように見え、でもここ1週間で小坂という役に説得力が増してきたように思います。この小坂、佐々木と私(千葉)は一緒に登場するのですが、楽しい3人組になれたらいいなあと思ってます。
 

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坂下たかし(増田家の隣人):四柳智惟
※こんなシーンはありません。私が一緒に出ているため、写真を撮影するチャンスがなく、おにぎりTシャツを着る四柳さんを撮影しました。
 
アクターズ・コースで同期だったよっつん。2年前の修了公演では、最後に少し絡むシーンがあって、お互い討論し、叫び合うようなシーンで非常に楽しかった記憶があります。それが一転、平田オリザ氏の脚本になり、お互いどうなるんだろうねえと思っていましたが、さすが四柳さん、役を仕上げてきました。彼の強さは貪欲さにあると思っていて、彼の演劇(ひいては芸術とかになるんでしょうか)への情熱、また彼が演劇を信じている強さは、2年前から本当に信頼しています。ほぼ私は聞き役なのですが、一緒にシーンを進める事ができて楽しいです。
 

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福本ゆかり(増田家の隣人):鈴木良子

鈴木さんは、所作が綺麗で立ち姿も綺麗。福本は外部からの人間で、台詞としては内部の人間をかき回すようなものが多いのですが、鈴木さんが演技をされると、柔らかさの中に有無を言わせない力があって、「ああ、こういう人間いるわ・・・」とあるあるをかき立てられます。それは、彼女が日常を大事にして、その日常感覚を皮膚感覚として持ち合わせているのかな、と密かに思っています。彼女が飲み物を飲んだ後のふふっとひそやかに満足された顔は必見です。私、いつも見ちゃいます。
 

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田中英夫(晴美の夫):佐藤考太郎

佐藤さんは、人がいる空間で「何が行われているか」「何が起こっているのか」という認識能力がとても高いです。それは恐らく、彼がこれまで見てきた映画や舞台などの知識が彼の中にすごく降り積もっていて、降り積もっているという自信が彼の言葉に現れているんだなと思います。
最後、彼と典子が残るシーンがあるのですが、静寂がとても美しいシーンです。
 
 
これで役者紹介も終了。劇場も、スタッフさんの手が加わり、舞台美術が完成に近づいています。これから稽古が始まります。
過去何度も『革命日記』は上演されてきていますが、いまのこととして、2019年現在にアップデートされた私たちの『革命日記』が完成に近づいています。舞台は1回限り、終わった上演は二度と繰り返されることはありません。映像として記録することはできますが、それはあくまで記録、実際に客席で見られたものとはどうしても異なってしまいます。
今回制作及び出演している身として、本当に、観て頂きたい作品です。

ご来場、アトリエ春風舎でお待ちしています。
 
 
(文・浅田麻衣)
 
★特設サイト、OPENしました★

kakumeinikki.amebaownd.com

 

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映画美学校アクターズ・コース 2018年度公演
『革命日記』
作:平田オリザ 演出:山内健司

〈出演〉
青柳美希、五十嵐勇、奥田智美、斉藤暉、佐藤考太郎、柴山晃廣、鈴木良子、福吉大雅、日向子、松岡真吾、るり(以上、アクターズ・コース 映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2018)
浅田麻衣、釜口恵太、那須愛美、四柳智惟(以上、俳優養成講座修了生)

〈スタッフ〉
舞台美術アドバイザー:鈴木健介(青年団) 照明:井坂浩(青年団
宣伝美術:北野亜弓(calamar)
演出助手:菊池佳南(青年団/うさぎストライプ)、釜口恵太、四柳智惟
修了公演監修:兵藤公美 制作:浅田麻衣、那須愛美 協力:青年団

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2019年3月6日(水)〜11日(月)

6日(水) 19:30
7日(木) 19:30
8日(金) 14:00/19:30*
9日(土) 14:00/19:00*
10日(日) 14:00
11日(月) 14:00

*終演後アフタートーク有*
3月8日(金)19:30 松井周(劇作家・演出家・俳優)
3月9日(土)19:00 深田晃司(映画監督/アクターズ・コース主任講師)

◯ご注意◯

※今公演は、2019年2月15日(金)〜3月11日(月)こまばアゴラ劇場にて開催されます青年団公演「平田オリザ・演劇展 vol.6」の演目ではございません。ご注意下さい。
※受付開始は開演の30分前、開場は開演の20分前です。
※記録撮影用カメラが入る回がございます。あらかじめご了承ください。

〈チケット〉
予約・当日共
一般:2,500円
U-26(26歳以下):1,000円
資料請求割引:2,000円(詳しくは映画美学校ホームページをご確認ください)
※26歳以下の方は、当日受付にて年齢が確認できる証明書をご提示ください。
※未就学児はご入場いただけません。
※資料請求割引:チケット購入時に映画美学校の資料を請求してくれた方に500円の割引を行います!(申し込み時に資料の送付先となる連絡先の記入が必須となります)

 <チケット取り扱い>
CoRichチケット! https://stage.corich.jp/stage/96711

<資料請求割引>
映画美学校の資料を請求いただきました方は当日2500円のところ、2000円で鑑賞いただけます!
下記よりお申込みください。お申込み後、映画美学校より随時学校案内などの資料をお送りいたします。

映画美学校アクターズ・コース2018年度公演 資料請求割引

〈会場〉
アトリエ春風舎
東京メトロ有楽町線副都心線西武有楽町線小竹向原」駅下車
4番出口より徒歩4分
東京都板橋区向原2-22-17 すぺいすしょう向原B1
tel:03-3957-5099(公演期間のみ)
※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際は公共交通機関をご利用ください。

〈お問い合わせ〉
映画美学校
〒150-0044 東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS B1F
電話番号:03-5459-1850 FAX番号:03-3464-5507
受付時間(月ー土) 12:00-20:00