映画美学校アクターズ・コース ブログ

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映画美学校アクターズ・コースの公式ブログです。アクターズ・コース俳優養成講座2023、9/1(金)開講決定!

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

俳優という「表現者」への道〜アクターズ・コース高等科第1期修了生たちの座談会〜

5月2日(木)22:00より、映画美学校ちゃんねるにて、アクターズ・コース高等科修了生たちによる座談会を行います。 映画美学校アクターズ・コースには、初等科の修了生が、よりレベルの高い技術の習得と、実際の撮影現場で実践的に技術を磨く場として「高等科…

【メンバー募集】私たちと一緒に革命を起こしませんか?―『革命日記』PENETRAクロスレビュー5

大学に入学したてのころ、文字どおり「右」も「左」もわからなかった私は、とある勉強会に出入りしていた。いまになって振り返れば、あれは学生運動の組織だったのだとわかる。当時は自衛隊のイラク派遣や格差社会がことごとく非難されていた。そういった主…

4/19 アクターズ・コース「オープン・スクール」レポート

オープンスクールのおはなし 4月19日金曜日19:30からアクターズコースのオープンスクールなるものを行いました。アクターズコース第3期の受講を考えている人たちに、僕たちこんな事してます、ちょっと体験してみませんか、という会です。 今回WSの…

自分という土壌を耕すこと 〜「俳優」という存在について(2)

◆言葉とどう付き合うのか 古澤 僕は公演を2回拝見したんですが、まず謎だったのは、このマンションはどの街にあるのだろう、ということ。僕の勝手な仮説で言うと、大宮だ、というのが結論なんですが。松井 (笑)古澤 「典子」の妹が「今からなら終電に間に…

 ―「 actor」 ―  『革命日記』PENETRAクロスレビュー4

公演終了後、打ち上げがあるということで、ほとんど部外者のくせに参加させてもらいました。最近そういう「飛び込む」機会のあまりない、寂しい人間だったのだけど、行くことにした。見た目から何からてんでバラバラそうな人たちが集まって、一つの芝居を作…

自分という土壌を耕すこと 〜「俳優」という存在について(3)

◆俳優に問われるのは才能より努力 古澤 もうひとつ、お聞きしてみたいんですが。今回は平田オリザさんの既存の戯曲があったわけですが、「まるでアテ書きみたいだった」という感想を、多く耳にしたんです。僕もそう感じました。これは、どういう現象なんでし…

自分という土壌を耕すこと 〜「俳優」という存在について(1)

とにかく、しゃべろう。熱が冷めないうちに。そんなふうにしてこの対談はセッティングされました。アクターズ・コース第2期修了公演『革命日記』から約1週間後の3月30日、演出を手がけた松井周と同コース主任講師の古澤健による対談です。観客の多くが息を呑…

―『革命日記』PENETRAクロスレビュー3

「革命」の日記であるはずのこの作品を見た人の多くは、実際のところ、この先に「革命」があるなどとはとても思えないのではないだろうか。世界はさまざまな価値観の並列とその軋轢によって出来上がっている。この軋轢をなし崩し的にないものであるかのごと…

『革命日記』アフタートーク 松井周*山内健司*近藤強

3/22(金)〜3/24(日)に上演されましたアクターズ・コース第2期初等科修了公演「革命日記」の、上演後のアフタートークの採録です。 3月22日に行われたのは、演出を担当した松井周、アクターズ・コース講師で俳優の山内健司、近藤強の回です。 3名はみな、…

革命と宗教 日常の違いのあり方から見える生活―『革命日記』PENETRAクロスレビュー2

2013年から演劇を見始めたにも関わらず、たまたま複数回見ている演出家がいて、そのうちの一人が松井周さん。 一本目は彼が率いる劇団サンプルの「地下室」。二本目が映画美学校アクターズ・コース第2期初等科修了公演の「革命日記」でした。 そしてこれも…

革命と日常 ―『革命日記』PENETRAクロスレビュー1

やや遅れてしまいましたが『革命日記』のレビューを順次アップしていきたいと思います。以前の記事で触れたように、このブログは映画美学校アクターズ・コースと映画美学校批評家養成ギブスの交流の場でもあります。今回は4/28(日)の文学フリマでの発売を…

昨年はどんなだったでしょう?〜【再録】カガクするココロ/アフタートーク

映画美学校アクターズコースの講師、山内健司です。ブログの更新が久しぶりになりますね。興味深いアフタートークの記録がありますので再録いたします。前年度のものなのですが、アクターズコース一期生の修了公演『カガクするココロ』(作:平田オリザ)も…