映画美学校アクターズ・コース ブログ

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映画美学校アクターズ・コースの公式ブログです。アクターズ・コース俳優養成講座2023、9/1(金)開講決定!

2015-01-01から1年間の記事一覧

修了生トーク(8)大谷ひかる(4期修了生)×中川ゆかり(1期高等科修了生)その5

その4からの続きです! (舞台『石のような水』より) 裏と表と、立つ場所と 中川:体はひとつなのに、いろんな時間や場所を通ってここにいて、何にもなかったかのような顔をしてそこに立っている。演出家や俳優たちが起こそうとして、舞台上で初めて起きる…

修了生トーク(8)大谷ひかる(4期修了生)×中川ゆかり(1期高等科修了生)その4

その3からの続きです。 (4期修了公演・舞台『石のような水』より。大谷さんはラジオパーソナリティ・日野秋子役を演じました) 俳優のロマン 中川:大谷さんは、演劇やお芝居をいつから始めたんですか? 大谷:私は、大学が音楽大学のミュージカルコースだ…

修了生トーク(8)大谷ひかる(4期修了生)×中川ゆかり(1期高等科修了生)その3

その2からの続きです! ただそれをする、って 中川:『Urban Folk Entertainment』ではダンサーだけがいるわけじゃないんですよね? 大谷:ダンサーの方もいたけど、別のジャンルの方もいました。それぞれ分野もってるのに全然ちがうことやらされてる中で、…

修了生トーク(8)大谷ひかる(4期修了生)×中川ゆかり(1期高等科修了生)その2

その1からの続きです。 「演劇」と「映画」の嘘のつき方 大谷:ちなみに中川さんは、映画でも演劇でもご自身のスタンスには違いはないんですか?

修了生トーク(8)大谷ひかる(4期修了生)×中川ゆかり(1期高等科修了生)その1

昨日9/19には第37回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)特集「映画内映画」の招待作品として「ジョギング渡り鳥」のプレミア上映が行われました。 上映の後、1期の矢野昌幸は野鳩の、百合永子はQの、吉田庸は鳥公園の……と稽古・本番に走っていったのでした。…

修了生トーク(7)古内啓子(1期高等科修了生)×中川ゆかり(1期高等科修了生)その3

その2から続いています。 (脚本コース実習撮影中の一コマ。右は2期初等科修了生・栗田学武さん) 魅力の俳優、2 中川:私演劇の、1〜2か月稽古して公演する経験が少ないからか、稽古を積み重ねて準備していく俳優に憧れがある。 古内:熱量というか、蓄えら…

修了生トーク(7)古内啓子(1期高等科修了生)×中川ゆかり(1期高等科修了生)その2

その1から続いています。 (大工原正樹監督『新しい人』より。18期フィクション・コースコラボ作品。右の男性は1期初等科修了生・吉田庸さん) 中川:学校修了後の最近の出演作、『TOWN WORKES』(岩井俊二監督)とか、『新しき民』(山崎樹一郎監督)とか、…

修了生トーク(7)古内啓子(1期高等科修了生)×中川ゆかり(1期高等科修了生)その1

さて、そろそろ5期の開講日が近づいてきました。先日はアクターズ・コース総会と称して、1期〜4期まで修了生の有志が集まってお話しする会が催されました。いつもどこかでお互いを気にし合っている集まりです。そんなわけで相変わらずアクターズ・コース修了…

【講師リレーコラム】「ネコノトピア ネコノマニア」というテレビドラマ体験|兵藤公美

1990年の5月のG.W.にNHKで放送されたドラマで私は当時17歳でした。 その頃のドラマといえば、普通におしゃれでトレンドな生活をして、主に好きとか嫌いとかで悩んでいる大人たちがでてきて、最初と最後に流行りの歌がかかって〜みたいなのがほとんどで、それ…

修了生トーク(6)小田篤さん(1期高等科修了生)

まだまだ紹介したい人がたくさんいる。そんでもって、さあきたよ。満を持して、の小田篤。映画美学校アクターズ・コースの顔といったら本人はまあ否定するでしょうけれど、それくらい存在感あるんです。 そんな小田さん、この度長尾理世さん(2期修了生)と…

【講師リレーコラム】オススメ作品|近藤強

映画編 「Hole-洞」ツァイ・ミンリャン監督(1998) 一番好きな映画は?と聞かれると、この映画を挙げる事が多い。 2000年まで残りわずか、雨が降り続き奇病が蔓延する台湾。団地の上と下の階に住む男女。上の階に住む男の床に水漏れ修理のために穴があ…

2015年度オープンスクール・体験レッスンレポート④ 7/19「動く、俳優 〜創る、俳優〜」深田晃司さん

今年度の体験レッスンラスト、その④!深田晃司さんの「動く、俳優 〜創る、俳優」レポートです。今年もたくさんの方にご参加いただきました。 自分で創れる俳優になる手がかりが見つかる場所でありますように。 映画美学校 - 【俳優育成ワークショップ オー…

2015年度オープンスクール・体験レッスンレポート③ 7/19「動く、俳優 〜ビューポイントって?〜」近藤強さん

つい先日、7/19オープンスクールより。体験レッスンその③、近藤強さんの「動く、俳優〜ビューポイントって?〜」です。 映画美学校 - 【俳優育成ワークショップ 7/19オープンスクール 近藤強さん体験レッスンレポート】... | Facebookwww.facebook.com

2015年度オープンスクール・体験レッスンレポート② 6/21「他者への問い・訪い・弔い」山内健司さん

オープンスクール体験レッスンその②。 山内健司さんの「他者への問い・訪い・弔い」レポートです! 映画美学校 - 【6/21(日)オープンスクールレポート その②】... | Facebookwww.facebook.com

2015年度オープンスクール・体験レッスンレポート① 6/21「なじむ」松井周さん

今年度のオープンスクールで行われた担当講師による体験レッスン4つ、レポートをfacebookにアップしました。 レポートはすべて広報アシスタント・中川(1期高等科修了生)が書いております。なかなか表に出ることがない各講師のワークショップの記録。日々…

修了生トーク(5)山元駿さん(2期初等科修了生)

どしどし紹介してます、修了生トーク。 今回は第2期アクターズ・コース初等科修了生の山元駿さんのご登場。みんなにはヤマゲン、て呼ばれてます。大学在学中から映画美学校に入学し、修了後に制作・出演した映画で見事、東京学生映画祭で最優秀役者賞を受賞…

修了生トーク(4)長谷川佳代さん(第3期修了生)、大石恵美さん(第4期修了生)、市川真也さん(第4期修了生)

7月19日の修了生トークには、長谷川佳代さん(第3期修了生)、大石恵美さん(第4期修了生)、市川真也さん(第4期修了生)が登壇。 第3期作品『どきどきメモリアル』と、第4期修了公演『石のような水』の記録映像(編集版)上映後、中川ゆかりさん(第1 期修…

【講師リレーコラム】この映画、観ておいて|古澤健

グレタ・ガルボの『ニノチカ』ジョン・キャンディの『スプラッシュ』ドリュー・バリモアの『25年目のキス』パッツィ・ケンジットの『リーサルウェポン2』金子信雄の『仁義なき戦い 代理戦争』加賀まりこの『月曜日のユカ』

修了生トーク(3)藤井治香さん(3期修了生)

アクターズ・コース出身の俳優をたくさん紹介したいので続けてます、の企画です。 今回は3期修了生の藤井治香さんにご登場いただきました!劇団贅沢貧乏「ヘイセイ・アパートメント」出演、世田谷パブリックシアターで上演されたSWANNY「ゴミ、都市そして死…

【講師リレーコラム】入る前にこれを見ろ!|深田晃司

俳優を志す、あるいは既に俳優である何者かに何を勧めるべきか。 うーん、脳細胞を回転させるがこれがなかなか難しい。考えれば考えるほど「なんでもいい」と思えてくるのだ。なげやりな訳ではない。俳優は結局、その人の人と成り、歩いてきた人生の層の厚み…

修了生トーク(2)吉田庸さん(1期初等科修了生)

これまでもブログやHP、「ときどきアクターズ」なんてレアな広報誌で目にしたり作品への出演やクリエイションの現場ですれ違ったり、という方もいらっしゃるかと思います。みんながいたこの場所でも、インタビュー、対談、コメント、いろんな形でなるべくた…

【講師リレーコラム】すごい上演は体にガツンときます。そんな上演に巡り会えるといいですね。|山内健司

お待ちかね、花金!あれ、花金て何歳まで言うのかな。 期間限定毎週金曜日更新、アクターズ・コース講師陣によるリレーコラム第2回目は俳優の山内健司さん。掘り起こしてくれました、ずんとくる出会いの話。これなかなか日頃聞かない話じゃなかろうか。 では…

修了生トーク(1)長尾理世さん(2期高等科修了生)

9月2日に開講する、映画・演劇を横断し活躍する俳優育成ワークショップ。 そのためのオープンスクールが、6月21日に行われました。 講師の松井周さんによる体験レッスンのあと、修了生トークには、長尾理世さん(アクターズ・コース2期高等科修了)が登壇し…

【講師リレーコラム】山田太一の脚本作品を観たことありますか?|松井周

アクターズ・コース講師陣によるリレーコラム企画、始めてみました。現役作家である講師の方々に、今から始めたいあなたに何を渡しましょうか?というお題をお渡ししてみました。この道に入ったきっかけ、影響を受けた作品、ターニングポイントに必ず見ちゃ…

俳優という乗り物たちを乗りこなして(なかむらなおき)

2015年04月12日の14時。アトリエ春風舎の中で補助席に座って開演を待っています。劇場内を見回すと座席は関係者席以外が埋まっているのが分かります。最後列には松井周さんが座っていて、その隣にはマニピュレーターが置かれています。狭い。とても狭い。そ…

俳優という乗り物たちに乗って(なかむらなおき)

※掲載が遅くなりましたが、2週間前に行われた「石のような水」本番に向けての連続批評その1となります。是非ご一読ください。(編集担当) 2015年04月05日の15時。映画美学校の稽古場で、アクターズ・コースの修了公演「石のような水」の稽古が行われました…

『石のような水』 稽古場見学から本番までを見て(吉田高尾)

4月10日から4月12日の間でアトリエ春風舎にて上演された映画美学校アクターズ・コース第4回公演『石のような水』について、劇評というかレビューを書こうとしながら、今までどの演劇を見たときよりも書くのに戸惑っている。それというのも、私が参加…

アクターズ・コース修了生と行く『石のような水』稽古場見学 第2回(浜田みちる)

今回の見学者は、写真左から、古川博巳さん、柏原隆介さん、永山由里恵さん。前回の茶円さんと同じアクターズ・コースの1期生で、修了公演では松井周さん演出の『カガクするココロ』に、映画では万田邦敏監督の『イヌミチ』や、鈴木卓爾監督の『ジョギング…

『石のような水』初日レポート(小川志津子)

例えば友人に、赤子が産まれる。 遊びにおいでよ、と彼女から呼び出される。ベッドの中の、ほの赤い小動物のようなその顔を、覗きこんではひゃあひゃあ言って、興奮しながら帰路につく。 またいつもの日常が始まる。いくらかの時間が経つ。落ち着いたからま…

石のような水 ーインタビュー特集 Vol.4—

映画美学校のアクターズ・コース。その2014年度の受講者による修了公演「石のような水」が2015年04月10日から12日の計5回、アトリエ春風舎で上演されます。その修了公演に出演される11人がどのような人物なのでしょう。1.映画美学校のアクターズ・コースに…