映画美学校アクターズ・コース ブログ

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革命日記  あるゲネの日から一週間

 

 

革命という言葉を聞いても、大貧民しか浮かばない私ですが、ゲネを拝見してから一週間が経とうとしていて、それでも、あの日、目にした「革命日記」が、その間ずっと頭の中に座り込んでいます。

 

革命っていうのは、実は自分が思っているより生活と密接で、すぐ、隣に転がっているかもしれないことなのだなと、感じて。そのことに対して冷静になるほどな、と妙に納得した自分と、え、ウソでしょ、物騒だな、と、遠くから見ていたい自分でグラグラしています。グラグラ。

 

 

 

好きな人が明日、戦地に向かう、だから、早く帰ってごはんを作って、つまりセックスをしたいんでしょう、っていう、タチバナさんを巡った会話があったと思うんですが、ここでの坂倉 奈津子さんのお芝居にちょっと戦慄してしまって。私は大学で演劇を専攻していたので、演技をやってみる授業がありまして、相手と芝居するというのは、他者に影響を与えるということだ、なんて、演出家に言われたりして。ああ、それはこういうことだったのか、と坂倉さんのお芝居で感じたりして。相手を見ていることはもちろんなんですけど、このお芝居は、人の「遠慮」とか、人と人との間に生まれる端々のものが、利用されて成立しているんだな、と。遠慮っていうのは、間でもあり、空間でもあり、色でもある。表情でもある。客席でもあるのかもしれない。それら、全部を利用してしまおうという訳だな、はー、やられた、と。

 

 

 

例えば、今革命を望んだとして。

 

そのために、自分の生活をいかに意識的に変えていくか。武装化していくか。女の人の方がそこは実はうまいんじゃないかと思いつつ、でも自分の好きな人が戦地にとられてしまったら?しかも周りには、感情を巻き込むな、と言われる。そこに意識的になれと。好きな人が死ぬかもしれない。その送り出す前日に、辛い日に、その人に、美味しい料理なんか作れるだろうか。味付けなんか正確だろうか。こういう風に考えてしまう私は革命向きではないのかもしれないです。

 

 

 

私も先日大学を卒業したばかりで、アクターズ・コースを修了なされる皆さんには勝手に親近感を抱いてしまっていたのですが、多分、皆さん特に修了したことに対しておめでとうとか言われたい訳ではないんだろうなと、またまた勝手に感じています。この公演は「思い出」なんかにできないでしょうし。重要な「経験」なんだと思います。ただ、単純に、この公演に携わった人たちの今後を、これからも知っていきたい。まったく修了ではない、ということですね。またどこかでお会いできますように。

 

 

 

 

 

舘 巴絵

 

 

 

 

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