映画美学校アクターズ・コース ブログ

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映画美学校アクターズ・コースの公式ブログです。アクターズ・コース俳優養成講座2023、9/1(金)開講決定!

アクターズ・インタビュー『S高原まで』(第1回/全14回)石山優太

こんにちは!

アクターズ・コース2017年度公演『S高原から』広報担当の那須です。

先日、公式Twitterが開設されました。稽古の様子やチケット情報など発信していきますので、フォローお願いいたします。【https://twitter.com/7_Skogen

そして、ブログでは、アクターズ生のことや講師の方々のコメントなど掲載いたします。こちらもチェックお願いいいたします!

 

さて、1月29日に無事に稽古初日を迎え、着々と形になってきています。

今日からは、『S高原まで』と称して、一日置きにアクターズ・コース生一人一人へのインタビューを掲載いたします!たくさんの魅力を知っていただけると嬉しいです。

 

第一回は、「しおがおのしおめん」と自らも称する塩顔、名前以上に優しい、石山優太さんです。(2018年1月30日収録)

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──では、よろしくお願いします。記念すべき第一回目と言うことですが。

ね。フライヤーが50音順だとね。(インタビューはフライヤー掲載順で行っています)今回は一番最初に載ってるから、「主演なの」と聞かれたり。結構、「い」だから、どの作品でも前の方に名前が来ることが多くて。まあ、主演なのかな、とか思ってもらえたらいいんですけど。

 

──そうですよね、ほんと、お得!いいですね。

 ではでは、月並みな質問ですが、なぜ映画美学校に入ったのですか?

僕は、小さい頃からダンスや演劇をやっていたというわけではなく、ずっとサッカーをやってて。で、大学の授業の中でダンスに出会って、それから舞台のことをやり始めて。そこで、演劇的なコミュニケーションからアプローチしている、というダンス作品に出たんですね。で、まあそこからかれこれ10年くらい。ずっとダンスを中心にやってきたんですけど、今この歳になって、自分が何をベースとしているのか、人に教えられるもの・伝えられるものは何か、と考えた時に無くて。まあ今からダンスをベーシックに学んでいくっていうのもあるのかな、と思ったけど、それよりも今は演劇のコミュニケーションに興味があったので、学校で一回学んでみるのは必要だと思って。

 

──以前、Facebookで、石山さんが出演している舞台の映像を見たのですが。

ああ。被災地の話ですね。ダンスの現場で出会った元四季の方に声をかけられたっていうのがきっかけで。被災地の舞台作品を作ろうという企画があって、その元四季の方が、誰か他にいないか探してくれと頼まれたらしくて。で、その時に、めちゃくちゃ踊れるダンサーか、そんなに踊れなくてもなんでもやってくれそうなダンサーか、どっちがいいって話になって(笑)新潟のすごいダンスカンパニーの人か、僕かで、僕になりました(笑)

 

──でも、大きい舞台で主役張って、すごいですよね。これはミュージカルなんですか?

そうね、うん。音楽劇というか。まあ俺歌わないんだけどね、主役なのに(笑)巡業して、学校で公演をして。また3月10日に、これ終わったらすぐやるんですけど。それはまた学校公演ではないんですけど、鎌倉でやるので。もしよかったら。あ、宣伝になっちゃったね。

 

──石山さん、時々訛るじゃないですか。私、結構石山さんの訛り好きなんですけど、

 映像を見た時に、この影響なのかな、と思って。

引きずってます。引きずりますね。ミニコラボでも、『S高原』の稽古でも、イントネーションが一瞬、こう。時々出るよね、突然入るよね(笑)うん。あ、話変わるけど、お芝居の基礎もわからず大きい舞台でやってたんだけど、映画美学校に入ってから、共演者さんに「優太の芝居がすごい変わったよね」って言われて。ああ、そうですか(照)っていう。初めての演劇の現場が大きい舞台だったから、大きく動かなきゃっていう意識があったのかな、とか思いつつ。

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──石山さんはコンテンポラリーダンスもやられていますが。

結構、講義でやったビューポイントとかは通じるところはあるのかな。コンテンポラリーでも似たようなことやったりするので。どこで何が起きているか意識して、そこでどんなカードを切るのか、と考えるのは似てますね。その中で出てきた動きを固めていって振りにすることもあるし。

 

──アクターズ始まった直後ぐらいに一人で公演されていましたが、ああいったことは

 よくやられてるんですか?

あれは、自分で企画したのではなくて、会場の方でそういった企画をしていて、そこに乗ったという形です。一人で作るのは結構大変、ですね。でも色々自由に動けるのはいいですね。

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──ところで、なぜ「しおがおのしおめん」なんですか?

あははは。2007年頃のダンスのショーケースで、共演した方に、「塩顔だ」とか、塩の面で「しおめんだね」、って言われて。なんか気に入っちゃって。で、まずアドレスにして(笑)あんまりあだ名つけられることがなかったから、初めてあだ名みたいなものをつけられたのが嬉しくって。でも当時は「しおがおのしおめん」って言葉はあんまりだったけど、最近になってちょっと定着してきたじゃない。だからやっと時代が俺に追いついたっていう。そう、それで気に入ってるんですよ。

 

──普段は結構ひげを…

そうそう。ひげ無いとね、顔が寂しくなっちゃうから(笑)けど役によっては、剃ってくださいとかもあるから。結構ひげに関しては、絶対あったほうがいいなって、自分でも思うの。だから、ちょっと仕事受けるか迷う部分があったり(笑)嘘だけど

 

──話は変わりますが、趣味とかはありますか?

あんまり無いんだよね。けど、知り合いがすごく変な趣味を色々持ってて。あ、そうだ。最近結構ゆるキャラにハマってて。それもその知り合いが、ゆるキャラが好きっていうのでハマったんですよね。あ!でも、実は今年の目標が、海外に行くことで。記憶があるうちでは行ったことなくて。まずは手頃なところから行って、そのうちヨーロッパとか行きたいですね。だからとりあえず台湾に行きたいなあ、と!でも、あの、毎年夏に高知でワークショップをやらせていただいてて、そういう仕事でいけるっていうのも楽しいですよね。

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──では最後に、将来はどういった役者になりたい、などありますか?

芝居に関しては、ちゃんと脇に行ける人になりたいな、と。主演張るのもいいんだけど、この人が出るとこういう味が出るからいいよね、っていうのは、やっぱり演劇の技術がないとできないと思うから、そこはできるようになりたいなと思います。まあでも、視野は海外に持ちたいとずっと思っていて。日本の中だけで何かが成り立つというよりも、やっぱりそれを海外にもっていくっていうのは、イメージとしてはある、かな。その中で、映画っていう媒体は、いろんな映画祭あるように、いろんなところに出せるので、一番可能性を持っているんじゃないかな、と思います。だから、そこに関わるのが一番楽しみだな。あとは、ダンスも芝居も、ちゃんと表現だしアートっていう括りになればいいなって思ってる。どっちかがどっちっていうアプローチじゃなくて、一個の表したい形に対して、言葉が的確であれば言葉を使えばいいし、身体がよければ身体を使えばいいし。プレイヤーとしても作り手としても、そこになるべく制限をかけないようにできたらいいな、と思っています。越境するっていうのが、目指すとこかな。具体的なことを言えば、芝居がちゃんとできた上で、身体が動く俳優、になりたい。今までどっちつかずな立ち位置だったから、もうちょっと芝居にシフトしてっていうのが、近いビジョンですね。

 

──宣伝など、あれば!どうぞ!

3月5日にこの公演が終わって5日後の3月10日、震災の1日前なので、震災関連のイベントなんですけど、4年ほど付き合ってきた作品を久々に一般の方に見ていただけるので。鎌倉芸術館です。あと、3月29日から3月31日、吉祥寺シアターでのダンス作品に。インプロから作るダンスなので、芝居に通じるとこがあるかな、と。(詳細は、最後のプロフィールにあります)よろしくお願いします!

 

 

こんな感じで、第一回目のインタビューは、石山さんの人柄の良さが滲み出る、楽しい時間になりました。次回は、加藤紗希さんです。2月3日に掲載予定です。(構成・那須愛美)

 

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石山優太・いしやまゆうた

1984年2月7日生れ。茨城県出身。筑波大学体育専門学群を卒業。同蹴球部に所属。舞踊の授業において、からだを存分に動かすことができる身体表現の自由さに魅力を感じ、表現の活動を始める。これまでに様々なコンテンポラリーダンス、演劇の舞台に参加している。次回公演、3/10『いのちてんでんこ』@鎌倉芸術館小ホール、3/29~3/31 Dance Theatre LUDENS『Trifles』@吉祥寺シアターTwitter:@shiomen。Instagram:@yutaishiyama

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映画美学校アクターズ・コース 2017年度公演
「S高原から」
作・平田オリザ 演出・玉田真也(玉田企画)

【玉田真也(玉田企画 / 青年団演出部)】
平田オリザが主宰する劇団青年団の演出部に所属。玉田企画で脚本と演出。日常の中にある、「変な空気」を精緻でリアルな口語体で再現する。観る者の、痛々しい思い出として封印している感覚をほじくり出し、その「痛さ」を俯瞰して笑に変える作品が特徴。

出演:石山優太、加藤紗希、釜口恵太、神田朱未、小林未歩、髙羽快、高橋ルネ
          田中祐理子、田端奏衛、豊島晴香、那木慧、那須愛美、本荘澪、湯川紋子
        (映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2017)
          川井檸檬、木下崇祥

舞台美術:谷佳那香、照明:井坂浩(青年団)、衣装:根岸麻子(sunui)
宣伝美術:牧寿次郎、演出助手:大石恵美、竹内里紗
総合プロデューサー:井川耕一郎
修了公演監修:山内健司、兵藤公美、制作:井坂浩

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公演日程:2018年2月28日(水)〜3月5日(月)

2/28(水)19:30~
3/1  (木)19:30~
3/2  (金)15:00~ / 19:30~
3/3  (土)14:00~ / 19:00~
3/4  (日)14:00~
3/5  (月)15:00~
※受付開始は開演の30分前、開場は開演の20分前
※記録撮影用カメラが入る回がございます。あらかじめご了承ください。 

チケット(日時指定・全席自由・整理番号付)
前売・予約・当日共
一般 2,500円 高校生以下 500円
資料請求割引 2,000円 

※高校生以下の方は、当日受付にて学生証をご提示ください。
※未就学児はご入場いただけません。
※資料請求割引:チケット購入時に映画美学校の資料を請求してくれた方に500円の割引を行います(申し込み時に資料の送付先となる連絡先の記入が必須となります)。

チケット発売開始日 2018年1月8日(月・祝)午前10時より

<チケット取り扱い>
CoRichチケット! https://ticket.corich.jp/apply/88312/

<資料請求割>
映画美学校の資料を請求いただきました方は当日2500円のところ、2000円で鑑賞いただけます!
下記よりお申込みください。お申込み後、映画美学校より随時学校案内などの資料をお送りいたします。

映画美学校アクターズ・コース資料請求割引申し込み専用フォーム 

会場
アトリエ春風舎
東京メトロ有楽町線副都心線西武有楽町線小竹向原」駅 下車
4番出口より徒歩4分
東京都板橋区向原2-22-17 すぺいすしょう向原B1
tel:03-3957-5099(公演期間のみ)
※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際は公共交通機関をご利用ください。

お問い合わせ
映画美学校
〒150-0044 東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS B1F
電話番号:03-5459-1850 FAX番号:03-3464-5507
受付時間(月ー土) 12:00-20:00