映画美学校アクターズ・コース ブログ

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映画美学校アクターズ・コースの公式ブログです。アクターズ・コース俳優養成講座2023、9/1(金)開講決定!

劇生インタビュー③/綾音

インタビューされる人:綾音
インタビュアー:中島晃紀
構成:浅田麻衣

場所:代々木公園

 

中島 9期の印象を教えてもらいたいんですけど

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──9期の印象は・・・あのね、みんな笑ってる(笑)

中島 そのココロは?

──えー・・・なんだろう、なんかね、みんな笑ってる。笑顔。いっつもみんな笑ってる。なんか・・で、笑顔でもある。いつもよく。

中島 なるほど

──もともと笑顔の人が多いなっていう印象と、あとすごい笑ってる、みんな(笑)

 

中島 じゃあその笑ってる人たちと修了公演をやるんですけど、その修了公演の意気込みを!

──修了公演の意気込み。・・・みんなそれぞれ一緒にやってきて、安心・・・ずっと一緒にいたことで蓄積してきた安心感みたいなのがあって。

その安心感があるからこそ、今まで同じ場を、同じ学びを共有してきた仲間たちだからこそできる、自分たちの成長がある気がして。いろんなことにトライできる環境というか。

それがすごくみんなにとっても素晴らしい場になるんじゃないかと思っていて。自分もそういうふうにやっていきたいなって思うし、この瞬間はもうこれで最後だから、一瞬一瞬をすごく大事に、作品に向かっていきたいなと。

自分も知らなかったところにいきたいし、作品も知らなかったところにいきたいし、みんなも知らないところにいきたいというか、思いもよらなかったところにいきたいなってすごく思う。

 

中島 わかりました。修了公演は、どんな人に見てもらいたい?

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──まずは、自分の知らなかった人。自分のことを全く知らない人と、演劇というものを通して出会いたいっていうのと、あと自分のことを知ってる人たちとか・・・あとなんだろうな、ヨガを勉強してるから、ヨガの学びとこの作品がすごく近い場所にある感じがして。

その人たちにも、ヨガを学んでいる人たちにも見てもらいたいなって言うのと、あとは、亡くなったおばあちゃんであったりとか、春風舎にいる魂たち?にも、、

目の前にいる人たちだけじゃなくて、そのほかにある空気とか・・なんていうんだろう・・・すべてに。なんか(笑)

目の前にいる人だけじゃなくて、遠くにも。そこにある魂とかにも、みんなに渡せられるように広くやりたいというか、広く見てもらいたいっていうか、広く届けたい。

 

中島 もう一つ追加で質問なんですけど、役者になろうと思ったきっかけ、演劇を始めようとおもったきっかけを、簡単でいいんで

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 ──2回あって、それが。2回以上あるけど、大きく2回あって。

1個目は小学校の時に、演劇を知り合いが「やらないか」みたいな感じでやり始めて。そのときに「やりたい!」っていったのは、ピアノが好きじゃなくて(笑)ピアノ習ってたんだけど、ピアノ好きじゃなくて。でそれで、ピアノ終わった帰りに「演劇やらない?」って言われて「あっ、やる!」っていったのと。

でも、その動機の裏があって。裏側が好きだったんだよ。すごくでかい劇場だったから、私がやってたのは。でかい劇場だったから、裏側ってすごく面白いんだよね、なんか知らないけど、通路とかが好きで、裏側の、バックヤードの。それが好きだからやりたい、っていうのと・・・

大きくなって本当に苦しい、なんだろうな・・・私は心が10年くらい前に疲れちゃって、それでもう外から出れなくなった時に、瀬戸内の現代美術に触れて、インスタレーションに触れて。

ああ、私も何かこうやって、全身で見てる人が何か感じられるようなことを、今までずっとやってきた演劇で何か伝えられることがないのかなって。私もこれやってみたい、って思って。だから、2個、ある。

 

中島 ありがとうございます、色々話していただいて・・では最後に一言、お願いします!・・あ、そうだ!「今生まれてきてよかったこと」は?

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 ──昨日考えていて。写真を見ながら考えてて。私の亡くなったおばあちゃんとか、その、両親とか。そういうものたちに出会えたこと。

私、俗世がすごく苦手で、人間もあまり得意じゃないと思ってて、私なんで人間に生まれてきたんだろう?ってすごく思っていて。なんだけど、おじいちゃんとか、おばあちゃんとかに出会えたこととか。出会いと、生まれたり、死んだり、っていうこととかが、すごく、うれしい。

怒ってることも、怒りも、悲しさも、喜びも、うれしい。生きてて、うれしい。生きてて、よかったって思えることなんだなって。こういうものたちに触れ合えて、目があって、光とか、空とか、そういうものたちと触れ合えることが、感情とか思考とか、すべて美しい。

生きてて、すごくよかったことだなあって思って、昨日泣いてた、一人で(笑)感動して(笑)

中島 よかったあ、なんか・・いいコメントとれて(笑)では最後に、一言お願いします

──ありがとう!!

中島 ありがとうございましたー!

 

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綾音(Ayane)

新潟生まれ。

りゅーとぴあ 演劇スタジオ キッズ・コース APRICOT に7年間所属。
文学座附属研究所本科55期修了。
美学校 演劇似て非なるもの 4期修了。

バストリオ「エモーショナル」、ひとごと。「理想の人々」、時々自動「リハリハ5」、シックスペース「贈り火」、美学校 演劇似て非なるもの 6期修了公演「浜辺で波が引く時のめまい」などの作品に参加。

スワミ・ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ研究財団認定ヨーガ教師養成講座修了。

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映画美学校アクターズ・コース2019年度公演
「シティキラー」
作・演出 本橋龍(ウンゲツィーファ)

 

東京を壊す大きさの隕石とニアミスした。
僕らは誰も知らなかった。

とあるゲストハウスの共用スペースに旅人たちは募った。夜の宴のさなか、1人が「今、生まれてきて良かったと思ってる」とボヤいた。月すら見えない満天の曇り空だった。雲の向こうでそれは光った。

シティキラー。都市を滅ぼすほどの大きさの隕石はその巨大過ぎないサイズ故に発見が難しく、8割以上が未発見のまま地球を過ぎ去る。

予告もなく、終わりはくる。変わる。始まる。

 

 ◯日程
3月5日(木)19:00
3月6日(金)14:00/19:00
3月7日(土)14:00/19:00
3月8日(日)14:00
3月9日(月)19:00
3月10日(火)14:00

全ステージ完売※!増席など検討中です。最新状況はTwitterhttps://twitter.com/eibi_actors)をご確認ください。

※受付開始は開演の30分前、開場は開演の20分前です。
※記録撮影用カメラが入る回がございます。あらかじめご了承ください。

※受付開始は開演の30分前、開場は開演の20分前です。
※記録撮影用カメラが入る回がございます。あらかじめご了承ください。

 

◯チケット(日時指定・全席自由・整理番号付)
予約・当日共
一般:2,500円
U-26(26歳以下):1,500円
資料請求割引:上記金額より500円引き(詳しくは映画美学校HPをご確認ください)

※26歳以下の方は、当日受付にて年齢が証明できる証明書をご提示ください。
※未就学児はご入場いただけません。

 

◯チケット窓口
https://stage.corich.jp/stage/104667

 

◯会場
アトリエ春風舎
東京都板橋区向原2-22-17 すぺいすしょう向原B1 
http://www.komaba-agora.com/access


東京メトロ有楽町線副都心線西武有楽町線小竹向原」駅 4番出口より徒歩4分
※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際には公共交通機関をご利用ください。

◯出演
秋村和希、淺村カミーラ、綾音、井上みなみ、宇都有里紗、関口果耶、中島晃紀、原涼音、廣田彩、星美里、百瀬葉、森皓平、山田薫(アクターズ・コース 映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2019)、近藤強

 

映画美学校HP
http://eigabigakkou.com/news/info/11706/

 

◯最新情報はこちらから!随時更新中!
映画美学校アクターズ・コースTwitter
https://twitter.com/eibi_actors
公式インスタグラム
https://www.instagram.com/eibiactor9_citykiller/