劇生インタビュー⑬/山田薫
インタビューされる人:山田薫
インタビュアー:百瀬葉
構成:浅田麻衣
場所:下北沢のあるバーの前
百瀬 ここはあの、どこですか?
──ここは渋谷じゃなくて、下北沢なんですけど。もともと実家が下北にあって。で、ここの通りで、ここのお店の中で結婚式をした、思い出の場所です。でも、離婚してます。ふふ。
百瀬 写真があるんですよね?
──はい、中にあるんですけど、今ちょっとお店が混んでて。
百瀬 ちょっと・・(中を映そうとする)鏡・・あっ写真か。わからない。では、インタビューに移らせてもらうんですけど。アクターズ9期の印象をお願いします
──9期の印象は・・・本当にみなさん才能が溢れてて、ものすごく自信持っていいのに、なんかみんなすごく不安がってて・・・とてもすごく繊細で優しい子達が多いです。とても素敵だと思います。
百瀬 修了公演がありますけれども・・・修了公演の意気込みをお願いします。
──私、45歳で初めて演劇を始めたんですけど。ただただ、みなさんの足を引っ張らないように頑張りたいと思います。
あと、大好きな本橋さんの作品ということで、だいぶテンションあがってます。
百瀬 脚本の印象とかどうでした?
──脚本の印象・・・はじめ自分だけで読んだ時、本橋ワールドで。「自然」と「都市」と、「有機的なもの」と「無機質的なもの」とで、色々混ざってて面白いなと思ったんですけど。
昨日今日と脚本が出来上がって読み合わせをしたら、あっこれ本当にみんなでつくっていくものだなーって思って。本当に面白く、かつ、美しくなりそうな予感がすごくしてます。
百瀬 『シティキラー』に関連して、「今生まれてきてよかったと思ってる」って台詞があると思うんですけど。そういうふうに思った瞬間とか、今までの人生の中でありますか?
──子供を出産したときは、最大思った気がします。うん。で、そのあとに子育てをして、それでだいぶメンタル的に鍛えられた気もして。
あとは、今、ですね。第2の青春的な時間を過ごさせてもらってて。自分とは違う世代の人たちと触れ合ったりして、ものすごい刺激を受けてて。
色々記憶力とか薄れてるんですけど、歳をとって。でもものすごい刺激とか勉強は常にできるなってものすごく感じてて。楽しいです。
百瀬 映画美学校アクターズコースに入ったきっかけというか・・なんで俳優になろうと思いましたか?
──ものすごく観劇好きで。子供の時から親が色々連れて行ってくれたっていうので、劇場に行くことは慣れてたんですけど。本当にずっと、見ていて。で、子育てひと段落みたいなことになったときに、50を目の前にして自分の人生終わっちゃうような気がして。
そのときになんだろう・・本能的に何かしたい、何かを残したいみたいなことを感じて、ものすごく悲しくなったんですね。もしかしたら、ただのホルモン的なことだったのかもしれないんだけど。
そのときに、Twitterパーっと見てたら、本橋さんが別のワークショップで人を募集してらしてて。それに応募したら選んでいただけて。で、そこが初演劇、でした。
百瀬 『ごめんなさいの森』
──『ごめんなさいの森』。吉祥寺シアターで。(※注1)
それがものすごく楽しくて。3日間しか・・4日間か。4日間しかなかったんですけど。またやりたーいって思った時に、「やりたーい」ってもう泣いてたら、そこのワークショップの参加者の方で映画美学校の卒業生が3人いらしてて。「明後日締め切りだから応募しなよ」って言ってくれて。で、応募して。で、今に至ります。
※注1 2019年7月28日開催「同時代劇作家ワークショップ・プログラムvol.2 リーディング公演 本橋龍『ごめんなさいの森』
百瀬 なるほど。ありがとうございます。じゃあ、最後に一言!お願いします
──本当に素敵で、見たことのない春風舎になると思います。是非いらしてください。素晴らしい才能が、才能で、あふれてます。よろしくお願いします。
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山田 薫(Yamada Kaoru)
東京生まれ、英国育ち。ジャンルに問わず年間300回ほど劇場に
https://twitter.com/kaorumbadayo
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全ステージ、ご予約完売いたしました。
たくさんのご予約、誠にありがとうございました!
当日券は毎ステージ発行いたします。最新情報はアクターズtwitter(@eibi_actors)をご覧ください。
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映画美学校アクターズ・コース2019年度公演
「シティキラー」
作・演出 本橋龍(ウンゲツィーファ)
東京を壊す大きさの隕石とニアミスした。
僕らは誰も知らなかった。
とあるゲストハウスの共用スペースに旅人たちは募った。夜の宴のさなか、1人が「今、生まれてきて良かったと思ってる」とボヤいた。月すら見えない満天の曇り空だった。雲の向こうでそれは光った。
シティキラー。都市を滅ぼすほどの大きさの隕石はその巨大過ぎないサイズ故に発見が難しく、8割以上が未発見のまま地球を過ぎ去る。
予告もなく、終わりはくる。変わる。始まる。
◯日程
3月5日(木)19:00
3月6日(金)14:00/19:00
3月7日(土)14:00/19:00
3月8日(日)14:00
3月9日(月)14:00/19:00
3月10日(火)14:00
※全席売り止めとなりました。ご予約誠にありがとうございました※
※受付開始は開演の30分前、開場は開演の20分前です。
※記録撮影用カメラが入る回がございます。あらかじめご了承ください。
◯チケット(日時指定・全席自由・整理番号付)
予約・当日共
一般:2,500円
U-26(26歳以下):1,500円
資料請求割引:上記金額より500円引き(詳しくは映画美学校HPをご確認ください)
※26歳以下の方は、当日受付にて年齢が証明できる証明書をご提示ください。
※未就学児はご入場いただけません。
◯チケット窓口
https://stage.corich.jp/stage/104667
◯会場
アトリエ春風舎
東京都板橋区向原2-22-17 すぺいすしょう向原B1
http://www.komaba-agora.com/access
東京メトロ有楽町線・副都心線/西武有楽町線「小竹向原」駅 4番出口より徒歩4分
※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際には公共交通機関をご利用ください。
◯出演
秋村和希、淺村カミーラ、綾音、井上みなみ、宇都有里紗、関口果耶、中島晃紀、原涼音、廣田彩、星美里、百瀬葉、森皓平、山田薫(アクターズ・コース 映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2019)、近藤強
◯映画美学校HP
http://eigabigakkou.com/news/info/11706/
◯最新情報はこちらから!随時更新中!
映画美学校アクターズ・コースTwitter @eibi_actors
公式インスタグラム @eibiactor9_citykiller