映画美学校アクターズ・コース ブログ

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映画美学校アクターズ・コースの公式ブログです。アクターズ・コース俳優養成講座2023、9/1(金)開講決定!

劇生インタビュー③/綾音

インタビューされる人:綾音
インタビュアー:中島晃紀
構成:浅田麻衣

場所:代々木公園

 

中島 9期の印象を教えてもらいたいんですけど

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──9期の印象は・・・あのね、みんな笑ってる(笑)

中島 そのココロは?

──えー・・・なんだろう、なんかね、みんな笑ってる。笑顔。いっつもみんな笑ってる。なんか・・で、笑顔でもある。いつもよく。

中島 なるほど

──もともと笑顔の人が多いなっていう印象と、あとすごい笑ってる、みんな(笑)

 

中島 じゃあその笑ってる人たちと修了公演をやるんですけど、その修了公演の意気込みを!

──修了公演の意気込み。・・・みんなそれぞれ一緒にやってきて、安心・・・ずっと一緒にいたことで蓄積してきた安心感みたいなのがあって。

その安心感があるからこそ、今まで同じ場を、同じ学びを共有してきた仲間たちだからこそできる、自分たちの成長がある気がして。いろんなことにトライできる環境というか。

それがすごくみんなにとっても素晴らしい場になるんじゃないかと思っていて。自分もそういうふうにやっていきたいなって思うし、この瞬間はもうこれで最後だから、一瞬一瞬をすごく大事に、作品に向かっていきたいなと。

自分も知らなかったところにいきたいし、作品も知らなかったところにいきたいし、みんなも知らないところにいきたいというか、思いもよらなかったところにいきたいなってすごく思う。

 

中島 わかりました。修了公演は、どんな人に見てもらいたい?

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──まずは、自分の知らなかった人。自分のことを全く知らない人と、演劇というものを通して出会いたいっていうのと、あと自分のことを知ってる人たちとか・・・あとなんだろうな、ヨガを勉強してるから、ヨガの学びとこの作品がすごく近い場所にある感じがして。

その人たちにも、ヨガを学んでいる人たちにも見てもらいたいなって言うのと、あとは、亡くなったおばあちゃんであったりとか、春風舎にいる魂たち?にも、、

目の前にいる人たちだけじゃなくて、そのほかにある空気とか・・なんていうんだろう・・・すべてに。なんか(笑)

目の前にいる人だけじゃなくて、遠くにも。そこにある魂とかにも、みんなに渡せられるように広くやりたいというか、広く見てもらいたいっていうか、広く届けたい。

 

中島 もう一つ追加で質問なんですけど、役者になろうと思ったきっかけ、演劇を始めようとおもったきっかけを、簡単でいいんで

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 ──2回あって、それが。2回以上あるけど、大きく2回あって。

1個目は小学校の時に、演劇を知り合いが「やらないか」みたいな感じでやり始めて。そのときに「やりたい!」っていったのは、ピアノが好きじゃなくて(笑)ピアノ習ってたんだけど、ピアノ好きじゃなくて。でそれで、ピアノ終わった帰りに「演劇やらない?」って言われて「あっ、やる!」っていったのと。

でも、その動機の裏があって。裏側が好きだったんだよ。すごくでかい劇場だったから、私がやってたのは。でかい劇場だったから、裏側ってすごく面白いんだよね、なんか知らないけど、通路とかが好きで、裏側の、バックヤードの。それが好きだからやりたい、っていうのと・・・

大きくなって本当に苦しい、なんだろうな・・・私は心が10年くらい前に疲れちゃって、それでもう外から出れなくなった時に、瀬戸内の現代美術に触れて、インスタレーションに触れて。

ああ、私も何かこうやって、全身で見てる人が何か感じられるようなことを、今までずっとやってきた演劇で何か伝えられることがないのかなって。私もこれやってみたい、って思って。だから、2個、ある。

 

中島 ありがとうございます、色々話していただいて・・では最後に一言、お願いします!・・あ、そうだ!「今生まれてきてよかったこと」は?

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 ──昨日考えていて。写真を見ながら考えてて。私の亡くなったおばあちゃんとか、その、両親とか。そういうものたちに出会えたこと。

私、俗世がすごく苦手で、人間もあまり得意じゃないと思ってて、私なんで人間に生まれてきたんだろう?ってすごく思っていて。なんだけど、おじいちゃんとか、おばあちゃんとかに出会えたこととか。出会いと、生まれたり、死んだり、っていうこととかが、すごく、うれしい。

怒ってることも、怒りも、悲しさも、喜びも、うれしい。生きてて、うれしい。生きてて、よかったって思えることなんだなって。こういうものたちに触れ合えて、目があって、光とか、空とか、そういうものたちと触れ合えることが、感情とか思考とか、すべて美しい。

生きてて、すごくよかったことだなあって思って、昨日泣いてた、一人で(笑)感動して(笑)

中島 よかったあ、なんか・・いいコメントとれて(笑)では最後に、一言お願いします

──ありがとう!!

中島 ありがとうございましたー!

 

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綾音(Ayane)

新潟生まれ。

りゅーとぴあ 演劇スタジオ キッズ・コース APRICOT に7年間所属。
文学座附属研究所本科55期修了。
美学校 演劇似て非なるもの 4期修了。

バストリオ「エモーショナル」、ひとごと。「理想の人々」、時々自動「リハリハ5」、シックスペース「贈り火」、美学校 演劇似て非なるもの 6期修了公演「浜辺で波が引く時のめまい」などの作品に参加。

スワミ・ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ研究財団認定ヨーガ教師養成講座修了。

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映画美学校アクターズ・コース2019年度公演
「シティキラー」
作・演出 本橋龍(ウンゲツィーファ)

 

東京を壊す大きさの隕石とニアミスした。
僕らは誰も知らなかった。

とあるゲストハウスの共用スペースに旅人たちは募った。夜の宴のさなか、1人が「今、生まれてきて良かったと思ってる」とボヤいた。月すら見えない満天の曇り空だった。雲の向こうでそれは光った。

シティキラー。都市を滅ぼすほどの大きさの隕石はその巨大過ぎないサイズ故に発見が難しく、8割以上が未発見のまま地球を過ぎ去る。

予告もなく、終わりはくる。変わる。始まる。

 

 ◯日程
3月5日(木)19:00
3月6日(金)14:00/19:00
3月7日(土)14:00/19:00
3月8日(日)14:00
3月9日(月)19:00
3月10日(火)14:00

全ステージ完売※!増席など検討中です。最新状況はTwitterhttps://twitter.com/eibi_actors)をご確認ください。

※受付開始は開演の30分前、開場は開演の20分前です。
※記録撮影用カメラが入る回がございます。あらかじめご了承ください。

※受付開始は開演の30分前、開場は開演の20分前です。
※記録撮影用カメラが入る回がございます。あらかじめご了承ください。

 

◯チケット(日時指定・全席自由・整理番号付)
予約・当日共
一般:2,500円
U-26(26歳以下):1,500円
資料請求割引:上記金額より500円引き(詳しくは映画美学校HPをご確認ください)

※26歳以下の方は、当日受付にて年齢が証明できる証明書をご提示ください。
※未就学児はご入場いただけません。

 

◯チケット窓口
https://stage.corich.jp/stage/104667

 

◯会場
アトリエ春風舎
東京都板橋区向原2-22-17 すぺいすしょう向原B1 
http://www.komaba-agora.com/access


東京メトロ有楽町線副都心線西武有楽町線小竹向原」駅 4番出口より徒歩4分
※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際には公共交通機関をご利用ください。

◯出演
秋村和希、淺村カミーラ、綾音、井上みなみ、宇都有里紗、関口果耶、中島晃紀、原涼音、廣田彩、星美里、百瀬葉、森皓平、山田薫(アクターズ・コース 映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2019)、近藤強

 

映画美学校HP
http://eigabigakkou.com/news/info/11706/

 

◯最新情報はこちらから!随時更新中!
映画美学校アクターズ・コースTwitter
https://twitter.com/eibi_actors
公式インスタグラム
https://www.instagram.com/eibiactor9_citykiller/ 

劇生インタビュー②/淺村カミーラ

インタビューされる人:淺村カミーラ
インタビュアー:中島晃紀、廣田彩
構成:浅田麻衣

場所:渋谷、KINOHAUS1階と2階の間

 

──どれぐらいまで入ってる?

中島 上半身

廣田 あっ、上半身

──上半身、イェーイ

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廣田 あっ、もう始まってる?

中島 始まってる

廣田 あっこんにちは、カミーラさん

──こんにちは

 

廣田 えっと、9期の印象は、どうですか?カミーラさん

──(笑)あっ、仲良くてみんな、いいんじゃないですか?

廣田 あっ仲良いですよね、我ら

──仲良いですね

廣田 仲良い・・・仲良し。仲良しは、いいですね。じゃあ、次は、修了公演の意気込み

──台本を読み始めたんですけど、そうそう。すごく楽しみですね。

なんか、台本を読むと、みんなそのまま出てくる感じなので。あまり変わらない、私たちの純粋なままでいいなあって思いながら、すごい楽しみにしてます。

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廣田 カミーラさんの、自分の役も、楽しみで・・・

──自分の役も、楽しみ。変わらない、ウズベキスタン出身の外人(笑)

廣田 素敵すぎる・・ウズベキスタン・・

 

廣田 では、どんな人に、見てもらいたいか

──どんな人・・・画家とか、芸術家にも、見てもらいたい。絵の関係の仕事をしてる人・・・

廣田 絵、いいですね。画家。何絵・・油絵・・

──なんでも。なんでもやってる人たち。

廣田 なんかこう、踊りながら描く人たちいますよね

──いるの?(笑)

廣田 すいません、余談であります

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廣田 じゃあ最後に、「今生まれてよかった」って思うことは・・究極の問い

──私、朝起きて、コーヒー豆入れて、水入れて、ピッて押すだけで、その瞬間いいなあって(笑)

廣田 いいですね、毎日幸せ

──そうそうそう、コーヒーの香りが。

廣田 じゃあ、最後に一言

──春が、早くきて欲しい。

廣田 素敵

──あったかくなってほしい。

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廣田 いいですね!では、ありがとうございまーす

中島 淺村カミーラさんでした

 

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淺村カミーラ(Asamura Kamilla)

ウズベキスタンタシケント出身。タシケント国立東洋学大学卒業(日本語専攻)。

タシケントのイリホム劇場附属演劇学校を卒業後、舞台に立つ。ベラルーシのニミガ劇場を経て、2018年12月から青年団所属。

2019年に深田晃司監督のテレビドラマ『本気のしるし』平田オリザの代表作である『東京ノートインターナショナルバージョン』に出演。現在日本で俳優として活躍を続けている。

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 映画美学校アクターズ・コース2019年度公演
「シティキラー」
作・演出 本橋龍(ウンゲツィーファ)

 

東京を壊す大きさの隕石とニアミスした。
僕らは誰も知らなかった。

とあるゲストハウスの共用スペースに旅人たちは募った。夜の宴のさなか、1人が「今、生まれてきて良かったと思ってる」とボヤいた。月すら見えない満天の曇り空だった。雲の向こうでそれは光った。

シティキラー。都市を滅ぼすほどの大きさの隕石はその巨大過ぎないサイズ故に発見が難しく、8割以上が未発見のまま地球を過ぎ去る。

予告もなく、終わりはくる。変わる。始まる。

 

◯日程

3月5日(木)19:00
3月6日(金)14:00/19:00
3月7日(土)14:00/19:00
3月8日(日)14:00
3月9日(月)19:00
3月10日(火)14:00

全ステージ完売※!増席など検討中です。最新状況はTwitterhttps://twitter.com/eibi_actors)をご確認ください。

※受付開始は開演の30分前、開場は開演の20分前です。
※記録撮影用カメラが入る回がございます。あらかじめご了承ください。

 

◯チケット(日時指定・全席自由・整理番号付)
予約・当日共
一般:2,500円
U-26(26歳以下):1,500円
資料請求割引:上記金額より500円引き(詳しくは映画美学校HPをご確認ください)

※26歳以下の方は、当日受付にて年齢が証明できる証明書をご提示ください。
※未就学児はご入場いただけません。

 

◯チケット窓口
https://stage.corich.jp/stage/104667

 

◯会場
アトリエ春風舎
東京都板橋区向原2-22-17 すぺいすしょう向原B1 
http://www.komaba-agora.com/access


東京メトロ有楽町線副都心線西武有楽町線小竹向原」駅 4番出口より徒歩4分
※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際には公共交通機関をご利用ください。

◯出演

秋村和希、淺村カミーラ、綾音、井上みなみ、宇都有里紗、関口果耶、中島晃紀、原涼音、廣田彩、星美里、百瀬葉、森皓平、山田薫(アクターズ・コース 映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2019)、近藤強

 

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劇生(出演者)インタビュー①/秋村和希

インタビューされる人:秋村和希
インタビュアー:宇都有里紗、中島晃紀、廣田彩、百瀬葉
構成:浅田麻衣

場所:渋谷のある壁の前

 

百瀬 9期生の印象はどうです?てか、ここはどこでしょうか?

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──ここ?ここは・・なんか、渋谷の、き、汚いって言いそうになったね・・・住宅、住宅があるところです。(笑)

廣田 声、張らんと

中島 音、入る?

──(声を大きくして)これぐらい、しゃべってもいい?

百瀬 あっ、そうです

廣田 今日は、腹式で

中島 腹式で、いかんと

──わかりました。

百瀬 まあまあまあ、好きなように。字幕つけるから。張らなくても

──了解です。

 

 

百瀬 なんでここにしたんですか?

──もともと、金の壁のめっちゃ落書きしてあるところがいいなあって思って、そこにしようと思ったけどそこの場所がわからず、歩いてたらこれが目に入って・・ここのがいいなあって思って、ここにしました。

百瀬 あっ、なるほど。じゃあ、9期生の印象をお願いします

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──
9期生・・・(手をさする)・・・なんでしょうね・・多分、その、誰がどう集まっても、同じ感想になる気はするんですけど。

すごくバランスいいけど、一人一人強い、っていう・・・なんか。そうですね、本当に、山内さんが言ってたアベンジャーズっていうのがなんとなくわかる気がしますね、そんなみんなです、僕は好きです。

 

中島 そのアベンジャーズの人たちと修了公演をするんですけど、意気込みを教えてください

──ほんとにあの、間違いなくいいものになると思うんで。

できるものに対して俺も、「そのなかの一人やで」って言えるようなものに。・・・言えるようなものに、じゃないな。言えるように頑張りたいと思います。

 

 

廣田 どんな人に見てもらいたいですか?

──前になんか言った気がするんですけど、友人になれる他人っていう人に見てもらいたくて。僕は広島から上京してきたんですけど、すごい友達を増やしたいなって気がすごくあったんですね。

それで、不特定多数に見てもらいながらも、絶対同じになれるって人がいっぱいいるだろうなって思うんで。そういう・・別にそうじゃない人に見てもらいたくないってわけじゃ絶対ないんだけど。ぱっと浮かぶのは、いわゆる、マインドが似てるって人に特に見てもらいたいなって思います。

 

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宇都 はい!今、生まれてきてよかったって思うのは?

──生まれてきてよかった・・

百瀬 瞬間でもいいですよ。

──瞬間?

百瀬 そういう、今まで生きてきた中で、そういう瞬間・・生まれたときでもいいし(笑)

──3日に1回くらい、すごい「うわあ」って心がやられる時があって

廣田:おおい!わかんない(笑)

──3日に1回くらいは(「うわあ」って心がやられる)なるけれど、他の時以外はずっとそう(「生きてるっていいな」と)思ってるというか、特定の何かの日にそれを思うわけではなく、ああ・・「生きてるっていいな」って思います、3日に1回以外は。

3日に1回にくると、まあ、いつ死んでもいいなあとかってなっちゃうんですけど、それは、まあ、

百瀬 危うい・・

 

 

百瀬 アクターズに入ろうと思ったきっかけっていうか、なんで俳優になろうかって思ったのか・・バックボーンとかでも、自分の。

──もともと音大で歌をやってて、そのときは歌手になろうって気持ちの方が多かったんだけど、いろんな人の歌を聞いてて、役者の人の歌っていうのがすごくちゃんと胸にくるものがあって。

ああ、なんか、表出する方法として、それが・・方法っていうか表出する能力として強い人の歌っていいなって思ったときに、ああ、漠然とそのときに「役者になりたい」っていう。いや、「役者をしたいな」って生まれて、それがだいたい大学3年生の時だったんだけど。

で、なんとなしに上京して、友達が映画監督になりたいから映画美学校にガイダンス見に行くからついて来ないか、と言われて、行って、その資料の中にアクターズ・コースの資料があって、「あっ、なろう」っていう感じで。で、ぱっと決まっちゃったっていう感じで。ふんわりした感じから、だんだんここで学んでいくうちに、役者がしたいって感じから、役者になりたいって感じになってきました。そんな感じです。

 

 

中島 ありがとうございます!じゃあ最後に一言、言ってください。

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──い、いぇーい・・・

──い、いぇーい・・・・・

皆 (笑)

百瀬 今日が3日に1回の日なんじゃない

中島 やられてる日、やられてる日

──今日は、そうじゃない、頭回ってないだけ

中島 今日は元気な、秋村和希くんでした!

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秋村和希(Akimura Kazuki

広島県出身。エリザベト音大声楽科卒業後、唐突に役者に。映画美学校アクターズコース9期。
Twitter
https://twitter.com/humanlnh
Soundcloud
https://soundcloud.com/m08g7n5uravw (自作曲、声楽、その他カバー)

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 映画美学校アクターズ・コース2019年度公演
「シティキラー」
作・演出 本橋龍(ウンゲツィーファ)

 

東京を壊す大きさの隕石とニアミスした。
僕らは誰も知らなかった。

とあるゲストハウスの共用スペースに旅人たちは募った。夜の宴のさなか、1人が「今、生まれてきて良かったと思ってる」とボヤいた。月すら見えない満天の曇り空だった。雲の向こうでそれは光った。

シティキラー。都市を滅ぼすほどの大きさの隕石はその巨大過ぎないサイズ故に発見が難しく、8割以上が未発見のまま地球を過ぎ去る。

予告もなく、終わりはくる。変わる。始まる。

 

◯日程
3月5日(木)19:00
3月6日(金)14:00/19:00
3月7日(土)14:00/19:00
3月8日(日)14:00
3月9日(月)19:00
3月10日(火)14:00

全ステージ完売※!増席など検討中です。最新状況はTwitterhttps://twitter.com/eibi_actors)をご確認ください。

※受付開始は開演の30分前、開場は開演の20分前です。
※記録撮影用カメラが入る回がございます。あらかじめご了承ください。

 

◯チケット(日時指定・全席自由・整理番号付)
予約・当日共
一般:2,500円
U-26(26歳以下):1,500円
資料請求割引:上記金額より500円引き(詳しくは映画美学校HPをご確認ください)

※26歳以下の方は、当日受付にて年齢が証明できる証明書をご提示ください。
※未就学児はご入場いただけません。

 

◯チケット窓口
https://stage.corich.jp/stage/104667

 

◯会場
アトリエ春風舎
東京都板橋区向原2-22-17 すぺいすしょう向原B1 
http://www.komaba-agora.com/access


東京メトロ有楽町線副都心線西武有楽町線小竹向原」駅 4番出口より徒歩4分
※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際には公共交通機関をご利用ください。

◯出演

秋村和希、淺村カミーラ、綾音、井上みなみ、宇都有里紗、関口果耶、中島晃紀、原涼音、廣田彩、星美里、百瀬葉、森皓平、山田薫(アクターズ・コース 映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2019)、近藤強

 

映画美学校HP
http://eigabigakkou.com/news/info/11706/

 

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2019年度公演『シティキラー』/最初のご挨拶

こんにちは!

アクターズ・コース2019年度公演『シティキラー』の制作を担当します浅田麻衣です。このブログでは、今後アクターズ生のインタビューや、今公演の作・演出、本橋龍さん(ウンゲツィーファ)の対談を掲載していく予定です。どうぞよろしくお願いします!

 

 

『シティキラー』は1月28日から稽古が開始。
そこから遡ること約3ヶ月前、10月中旬に本橋さんとアクターズ生のワークショップが2回開催。今回は受講生たちに対しての当て書きになるので、本橋さんと受講生たちの交流がメインのワークショップとなりました。といっても、最終的には1つの作品ともいえるものができ、とても刺激的なワークショップに。

そして12月下旬に、主任講師:山内健司さん監修のもと、広報ワークショップが開催されました。「この公演をどんな人に見てもらいたい?」「どんな客席にしたい?」という問いの下、そこから「何をしたら見てもらえるだろう?」という具体的な広報を考えていきます。


これまでは、「広報班」というものをつくり、その広報班が主体として広報を行ってきましたが、今公演はアクターズ生全員で広報に取り組んでいます。
週1回の広報ミーティングでは、様々なアイディアが飛び交います。

 

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出演に、広報に、さらには、舞台創作に欠かせない大道具・小道具などのスタッフも受講生が分担。
仕事量としてはどうしても多くなってしまいますが、アクターズ・コースの理念「自分で創れる俳優になる」のもと、アクターズ生一丸となって奮闘しています。

 

そんなアクターズ生へのインタビューを行いましたので、次回ブログではそちらを投稿いたします!インタビューもアクターズ生が行いましたので、とてもリラックスした空気感のもと、素のアクターズ生の言葉が綴られました。お楽しみに!!

 

また、公式インスタグラムも稼働しています。
ぜひチェックして、座組みの空気感を感じてくださいませ。
https://www.instagram.com/eibiactor9_citykiller/

 

◎今公演、非常に売れ行きがよく、売り止めの回も増えてまいりました。当日券も発行いたしますが、どうかお早めのご予約をお勧めいたします◎

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 映画美学校アクターズ・コース2019年度公演
「シティキラー」
作・演出 本橋龍(ウンゲツィーファ)

 

東京を壊す大きさの隕石とニアミスした。
僕らは誰も知らなかった。

とあるゲストハウスの共用スペースに旅人たちは募った。夜の宴のさなか、1人が「今、生まれてきて良かったと思ってる」とボヤいた。月すら見えない満天の曇り空だった。雲の向こうでそれは光った。

シティキラー。都市を滅ぼすほどの大きさの隕石はその巨大過ぎないサイズ故に発見が難しく、8割以上が未発見のまま地球を過ぎ去る。

予告もなく、終わりはくる。変わる。始まる。

 

◯日程
3月5日(木)19:00
3月6日(金)14:00/19:00
3月7日(土)14:0019:00
3月8日(日)14:00
3月9日(月)19:00
3月10日(火)14:00

赤字の回は現在売り止め中です!最新状況はTwitterhttps://twitter.com/eibi_actors)をご確認ください。

※受付開始は開演の30分前、開場は開演の20分前です。
※記録撮影用カメラが入る回がございます。あらかじめご了承ください。

◯チケット(日時指定・全席自由・整理番号付)
予約・当日共
一般:2,500円
U-26(26歳以下):1,500円
資料請求割引:上記金額より500円引き(詳しくは映画美学校HPをご確認ください)

※26歳以下の方は、当日受付にて年齢が証明できる証明書をご提示ください。
※未就学児はご入場いただけません。

 ◯チケット窓口
https://stage.corich.jp/stage/104667

 ◯会場
アトリエ春風舎
東京都板橋区向原2-22-17 すぺいすしょう向原B1 
http://www.komaba-agora.com/access

東京メトロ有楽町線副都心線西武有楽町線小竹向原」駅 4番出口より徒歩4分
※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際には公共交通機関をご利用ください。

◯出演
秋村和希、淺村カミーラ、綾音、井上みなみ、宇都有里紗、関口果耶、中島晃紀、原涼音、廣田彩、星美里、百瀬葉、森皓平、山田薫(アクターズ・コース 映画・演劇を横断し活躍する俳優養成講座2019)、近藤強

映画美学校HP
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往復書簡③

往復書簡、第3回目。

 

平田オリザゼミの発表に向けて、自主稽古に励む日々からの、本番を終え。そして、2019年度公演「シティキラー」稽古が始まるまでの日々に降り積もった書簡たちです。

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2020/01/19 16:38|廣田彩

 

今何となく思い出したいつの日かの私の出来事を日記で書いてみま ーすヽ(´▽`)/ヒロタです!

 

13才10月25日 題 テスト勉強


今日はテストに向けて英語の教科書を全文覚えようとした
自宅の和室にもたれかかって
「Hello I'm NICK」
「MICK?」
「No NICK N!I!C!K!」
「NICK?」
「Yes!」
、、、
とでかい声で何度も繰り返し読んでいた
そしたら
ドン!!
と背中に強い衝撃的を覚えた
とっさにうるさくして怒られたか!?と思った


ピンポーンとなり


絶望した男性がモニターに映っていた


私の家の横はアパートの駐車場だがそこでタイヤ交換してるときに 車が動いてしまい私の家に直撃しその壁の裏にちょうど我がいたの である


怒られたんじゃなくてよかった

 


18才11月14日 シアトル留学7日目
 
最近仲良くなった韓国人留学生のトミーズ雅似の愉快なキムとメガ ネのチョウさんと寮でご飯を食べていた
ふと私のカサカサで割れに割れたかかとをみて
キムが本当に信じられないといった様子で
「DIRTY...!!」
といった
なんかたのしかった

 

 

30才12月5日 悪ぶりたい年頃


舞台の稽古場に行くため、 治安の悪い川崎を歩いていたら急に自転車のおばさんに引かれそう になった
どうやら私ちいさい信号を無視していたらしい
そしたらおばさんが
「くそばかやろう 前みやがれ ばか死ね」
などとありったけの汚い言葉を飛び散らしはけていった
気をつけねばと同時に怒りがあーとなり
手に持っていた頭痛薬の残りの銀のゴミをぶん投げ
近くの鉄柵を
「くそが!」
とおもいきし蹴り飛ばした!
爽快感にあふれあははと笑い荒ぶる我


先日みたジョーカーの影響か!?


その後愉快に稽古をして帰宅


次の日の朝
足の甲に激痛!床に足をつけねえ
歩けぬ!
今日はペットボトル補充補佐の力仕事のだから無理だ行けん!


足の甲に自業自得とタトゥー掘った

 


1月20日世界初!明日の予測日記!

 


炭酸がどうしても飲みたくなって自販で三ツ矢サイダーのボタンを 押した
そうしたら自販が気狂って全く飲みたくない極ブラックが出てきた どうして!なぜ!


しかし同時に札のとこから1000円札3枚とぺらぺらのヒュージ ャックマンが飛び出してきた
そのうちの1000円あげたら歌ってくれた


泣いた


人生捨てたもんじゃない

 


最後に好きな名言を書きます
ゲーテ『毎日を生きよ。あなたの人生が始まった時のように。』


どうもどうも( ´∀`)/~~

 

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2020/01/25 16:29|原涼音

 

最近ツイートしようかなーと思って下書きしたまま溜まっているも のを書き出してみる。

 

 

・自分のやったことが思ってもみないように伝わることの、 面白さと怖さ


・相手の態度を見る


・うえっ
吐きそう


・食べ過ぎです


・あーなんでこんな気分にならないといけないんだ
くそだわ
目がパンパンなんじゃこの野郎


・ 階段から落ちただけでこんなに時間もかけてお金もかけて受診しな きゃいけないのかあ
昔から健康体だからたまにちやほやされるの結構嬉しいけどいろい ろ失くすものが多いな


・人といる時、 そのコミュニティの中で一番楽しそうにしてるからって、 人といる時間より一人の時間の方が好きな人だっている

 


下書きをしてツイートしないことはよくある。
それは、 思ったことを自分の中だけで処理できないから口に出したいんだけ ど、例えばこのツイートを知り合いが見て、
「あ、これってさっきの話のことかー」とか
「劇の感想かー」とか
「心配されたいのかなー」とか、
自分が思っていないように伝わってしまうのがこわいから。
だから文字に起こすことってこわいな、と思ってしまう。


だから結局ツイートはしないんだけど、
やっぱり書き起こしておくと、あとでふと見返したときに、
あの気づきって今になってもわかるなーとか逆にあれわからなくな ってるとか思ったり、
あの時の自分、よしよし、 と過去の自分を慰めてあげられたりする。


だからわたしは日記書くの好きです。
ふふ。突然の、発表。笑。


うあーー。楽しみだなあ。公演の稽古。
ツイートはしないけど、今のわたし、こんな気持ち。です。

 


はら

 

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2020/01/26 2:36|淺村カミーラ

 

最近あるお芝居を観た後,帰り道に考えたことです。


・演劇と社会の価値観とのつながりはどれぐらい深いのか。
・演劇は言葉がないと伝わらないものなのか。
・言葉のうらになにがあるのか。
・社会によって演劇の違いと共通点はなんだろうか。


まだ迷っていることがいっぱいなので, 今回の書簡は短くしておきます。


淺村カミーラ

 

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2020/01/27 0:16|中島晃紀

 

こんにちは中島晃紀です。
年も明けお正月ボケもやっと正常に戻り始めたところにとても寒い 寒波が襲ってきていてどんな時でも油断禁物だなぁと思っている今 日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
えー、突然ですが中島晃紀の人となりを紹介しようと思います。
わたくしの99.8%は他の人からの影響(パクリ) でできています。

 

何故そうなってしまったのかひとつエピソードを書きます。 多分めちゃ長くなるので暇すぎて頭が腐りそうな時に読んでくださ い。
それは、約7年前私が20歳の頃、ふとTVをつけるとNHKで「 仕事ハッケン伝」という番組をやっていました。
その番組の内容は著名人が色々な職業に1週間、 特別扱いなしで働いてみるというもので、 その時はオリエンタルラジオ中田敦彦さんがスタジオジブリに1 週間入社する回でした。
当時、スタジオジブリは「風立ちぬ」 の公開間近で中田敦彦さんがスタジオジブリの敏腕プロデューサー の鈴木敏夫さんから課せられた業務内容は「風立ちぬ」 の新聞広告のキャッチコピーを考えるという責任重大な任務でした 。
「頼むよ」 という鈴木敏夫氏にちょっとひるみぎみの中田敦彦氏は「はい、 頑張ります」と答えましたが、すかさず「頑張んなくていい、 才能出してくれれば」 という火の玉ストレートを鈴木敏夫氏は投げかけました。
これを観ていた私は(ジブリこえー!あっちゃんどうすんだろう? )とワクワクしながらTVに、 かじりついていた事を覚えています。
この後、 中田敦彦氏は持ち前の分析力と対応力と発想力で計13案のキャッ チコピーを鈴木敏夫氏に提示しました。
鈴木敏夫氏は「どれも、面白いね!君才能あるね!」 と賛辞を送りましたが、その後に「欲を言えば完成度」 という釘もさしていました。
そして、 中田敦彦氏は最終プレゼンに向けて必死に考えていましたが、 プレゼン直前にある事を思いました。
それは、「もしかしたら、 鈴木さんの中にはもう答えがあるのではないか?ならば、 その答えに近づかなければならない」 という不安から発生する考えでした。
そして、 中田敦彦氏は鈴木さんが言っていた事を記録していたノートを見返 して、作り上げたキャッチコピーは


"人間・宮崎駿の美しい夢が時代を射つ"


これを持ってプレゼンに臨みましたが鈴木敏夫氏は「最後は、 やっぱり難しいよね」という残念そうな一言でした、、、。
一体何がいけなかったのか、、。
中田敦彦氏もそして私もTVの前で考えました。
一呼吸置いた間の編集の後に鈴木敏夫氏が「一応ね、 僕たちも考えてみたんですよ」 と言って一つのキャッチコピーを観せました。それは


"人間・宮崎駿、七十二歳の覚悟"


その非の打ちどころのないキャッチコピーを目にした中田敦彦氏の 第一声は、、、「僕のですね」
そう、 そのキャッチコピーのワードは中田敦彦氏が出した13案の中から まとめられたものでした。
以下この様な会話がなされました。


鈴木敏夫「そう。僕がこの課題を君に出した時に、 嘘でもなんでもなく君が考えた案をどうテクニックでまとめるかだ け考えていた」
中田敦彦「でも、僕が出した案が一つも使えない
時とかってあるじゃないですか?」
鈴木敏夫「それはないんですよ」
中田敦彦「ないんですか?」
鈴木敏夫「うん、どんな人でも何か一つ使える案はあるんですよ、 これはね色々な人と付き合ってきたから自信があるんですよ。
じゃあ、もし君の案は使えないからもう僕たちで考えます。 ってなってしまったら、それは僕の負けなの。 君のアイデアを引き出せることが出来なかったって事だから" じゃないと君と仕事をしている意味がない"」
私はこのやりとりを観ていてショットガンで頭を撃ち抜かれた気分 でした。たとえ、 その業界に疎いお笑い芸人でも決して見下さずに対等な付き合いで 共に仕事をこなしていくその姿。 数々の素晴らしい名作を作り上げてきたスタジオジブリのブレイン 的存在の鈴木敏夫氏の深い生き様を観た気がしました。
それからというもの、私はどんな人とでも拒絶せずに接して、 相手の素晴らしい面に影響を受けそれを悪い言い方でいえばパクリ 、自分自身の糧にしていこうと心に決めました。( 完全にそれを出来ているかはわかりませんが💦)
最初に中島晃紀は99.8% は他人の影響で出来ていると言いましたが、残りの0.2%は「 変わる事を恐れない勇気」という強い芯です。
これで、中島晃紀の紹介を終わります。
なんか長々と書いて、達成感と自己満足のもと、 フリック入力をしていた右手親指を休めます。

 

ps.なんかノッテきたので、 影響を受けた人物の名言を何個かかきます。笑


「自分は信じない、人を信じる」
 鈴木敏夫 (スタジオジブリプロデューサー)


「勝算あるんか?とよく言われるが、 それは自分ではよく分からない。ただ、そういう戦いの場に『 確実に勝算がある』 段階で出ようとしたらいつまでたっても出られない。 むしろ確実な勝算なんてこの世界にないと思う」
中田敦彦(お笑い芸人)


「オレはまだまだ変わっていくよ、ドキドキしたいからね、 自分に。」
ビートたけし(お笑い芸人)


以上。

往復書簡②

往復書簡、第2回目。


今は、平田オリザゼミの稽古で皆忙しく過ごしています。
月末からは、修了公演「シティキラー」の稽古も始まります。そんななか、降り積もった書簡たちです。

 

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2020/01/12 15:55 |浅田麻衣

 

こんにちは、浅田麻衣です。です。

自宅の部屋で、備え付けられた机に向かって、椅子に座って、書いています。この机と椅子は、今住んでいるシェアハウスに元々ついていたもの。小学生のときに親に与えられた、自分の背丈には合わない高さのぴかぴかした机と椅子、を、大学1回生の時まで使っていたけれど、家を出ることになって、新たな新居はスペース的に置く余裕がないから、小さなちゃぶ台を買うことになった。食事をするのと勉強をするのが同じ机。これが合理的というのだろうかとぼんやり思った覚えがある。

そうそう、今はシェアハウスに住みながら猫と一緒に住んでいます。猫は11歳。

超凛々しいなこの写真。


幼年期に引越しを繰り返したせいか、そもそも土地や住むところにあまり頓着がない(住んで数ヶ月で思い立って引越しをしたときは自分でも阿呆だと思った)ただ、東京にきて4年弱になるが、街並みを歩いているときふと「なんで今東京にいるんだろう?」と不思議に思ったり、「今私がいるのはどこだったっけ?」と混乱するのは何故だろう。他の土地だとそんなことは思いもしなかったのに。特に渋谷で喧騒にまみれているとき、強く感じる。

まだ異邦人感覚でいるんだろうか。


いつまでも「お客様」感覚でいるけれど、そういう馴染めなさが私はけっこう好きなのかもしれない。そういえば昨年、上海に2回行ったけれど、そのときは、あまり異邦人感覚はなかったな。

土地に根ざすもの、皮膚感覚というか、そういうものに興味がずっとあります。


「色ガラスの街」(尾形亀之助さん)という詩集がすきです。ぽつんとした孤独感と世界と繋がろうとする微かな意思が。

「おゝ これは砂糖のかたまりがぬるま湯の中でとけるやうに涙ぐましい」

 

2020/01/12 15:57

写真が切れている気がする・・・・添付しておきましょう。

f:id:eigabigakkou:20200118172706j:plain

 

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2020/01/15 17:39|山田薫

 

こんにちは。アクターズ9期の山田薫と申します。よろしくお願いいたします。

突然ですが、
左右盲』ってご存知ですか? 堺雅人さんが告白して話題になったり、去年ツイッターでバズったりしたのでご存知の方も多いと思うのですが、要するに『左と右で混乱してしまう人』のことだそうで、私、多分これです。
例えば歯医者さんとかで「右向いてください」、と言われると大抵逆を向いて「いや、反対です」と言われてしまう。

子供の頃、左利きを右利きに矯正された人がなるとか、左右盲になる原因は色々諸説あるらしいんですが、私の場合、この前ある舞台を観ていて「あ!」っと思い出したことがあって。

大好きな劇場の一つ、KAATが毎年キッズ・プログラムという素晴らしい企画を発表しているのですが、その一環の一つで去年『二分間の冒険』という岡田淳さん作の子供向け小説が舞台化されました。(作演が山本卓卓さんで、と感想を書き始めると別の話になってしまうので割愛。とにかく舞台と客席の気持ちが一丸となった素晴らしい舞台でした。)

で、その『二分間の冒険』の中で「自分では自分が見えない」みたいなセリフがあって。

そうなんです、私たちって、自分の姿をよく分かってるつもりなんですが、それって鏡を通してみた左右反対の自分のイメージ。写真に写る自分の姿が他人から見える自分の姿とも言えますが、いずれにしろ自分が何かの媒体で自分の姿を見る時って2Dに変換されたものだし。
自分では本当の自分が見えない、という事実を幼稚園の頃 近所のお姉さんに教えられたなあ、と『二分間の冒険』を観ている最中に一瞬フラッシュバック。

鏡で見る自分の姿の右側は相手にとって左側に見える。もうそれだけで幼かった私は脳的にパニックだと思うんですが。
思えばこれをきっかけに自分の左右の認識に自信が持てなくなったというか、自分から見た右左より他人から見た右左を優先する癖がついたみたいで。
だから歯医者さんに「右向いてください」と言われたら歯医者さんにとっての右を選択してしまう。
相手と同じ方向を見てるなら問題ないんですけどね。相手と向かい合っていると自分の左右と相手の左右が反対になっちゃう。向かい合うほど分からなくなるというジレンマ。

同じ意味のことでも、どう見るか、どこから見るかでイメージが全然相手に伝わらなくなってしまうなんて。

面白いけど怖いなあ。

あれ、書いてること伝わってます?

 

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2020/01/15 22:57|田中美帆

 

田中です。
不穏な文章かもですが、つらつら。
わたしは、哲学大好き人間です。
長くてすみません。

1、道端のサバ缶はかく語りき、

シュルレアリスムや抽象的観念に憧れる時期です。一見して意味がわからないものはなんとなく格好良く思えたり、さながら憧憬の念を覚えます。それはきつと胎児だつた時の夢のなかのカオスに似ているからだと思います。その憧憬の強さは胎児の時の記憶の残り香の強さを表します。

さて、貴方は哲学を好みますか?人生はこれこれだなどと言葉を使って物事を思考したり語ったりすることに喜びを覚える小さき哲学者でせうか?

哲学は美しいです。それは現実には何の役にも立た無いのに、考えることを潜在的に趣味としている人種の頭の中にふんぞりかえつて陣取つて、まるで自分自身がイデアであるかのように横柄に振る舞います。時にそれはそれらの人種の口から吐き出されて社会の中を漂って地球を侵食したりします。貴方も私もカオスです。でも、それらは影も形も無い無に過ぎません。我々は現実の毎日を生きているのですから。
というと、現実なんて脳髄の夢だなんて仰る方を散見致します。一笑。そんな方方はずっと布団に包まつて寝ていれば良い。夢と現実、好きな方に生きれば良いのです。かと言つて夢の中で生きていて現実の飯を米粒一つついぞ食べなければ夢と仰つていた部分に生きている貴方様の体は事切れてしまうでせう。

つまり、現実と夢などというのはどちらも本質的には同じもので、体は食べなくては朽ちる、意識は体に宿る、しかし意識の感知するところは体の感覚を受け継ぎながらもその過程で変容した新しい世界(とでも申しますべき生産物)、そしてその新しい世界が我々人類の生きている場所、ただこれだけのことなのです。

哲学なんて糞食らえです。胎児の遺産です。もしこれが彼方の真ん中にずんと鎮座していようものなら即刻立ち退いて貰うべきです。我々はもう生まれているのですから。彼方達はすぐに立ち上がり、屋根から出て散歩でもするべきです。

我々は書物の中に生きられませぬ。

どこかのお偉い方のありがたいお言葉をここに引用しておきませう。

書を捨て、街にでよ

 

2、日記

先日、祖母の家を訪問して参りました。

長野県には今年はほとんど雪が降らなかったようで、道路がカラカラ、履いて行ったレインブーツが雪でなく自らの涙に濡れておりました。お仕事のない道具は寂しそうですね。
祖母の顔は刻まれた皺の分だけ穏やかになっていくようで、僕を見るとそれだけでにこにこ笑いました。何ヶ月か帰らないうちに家のリノベーションが終わり、おじいちゃんの遺品もトラック13台分断捨離、すっきりした空間に新しい床暖房とえのきの味噌汁のあたたかさ。なにか、おおきなこぶが落ちたように、整理してからいいことしか起きないと言っておりました。毎日、毎食おじいちゃんにお線香をあげているからか、物がなくなったところにおじいちゃんの残り香が増して充満している気がしました。おばあちゃんにとってこの家は広くて寂しい物ではなく以前と変わらず2人の家なのでした。

従兄弟の家族とおばあちゃんと、みんなで夕食を食べました。子供の成長はほんとに早い。声変わりしたり、あんなに小さかった子が受験してたり、前あった時は僕にくっついて離れなかった子の斜め前でご飯を食べていたら好きな人はいるの?と大声で聞かれたり、目を白黒させながら、愉快だ、愉快だ、と。
どうでもいいのですが、従兄弟の家系はとても美人なのです。見ているだけで癒されます。
いいなぁ、こんな風におじさん達は僕の10年前を見ていたのだろうか、と思うと同時に、もう僕はこうではないな、と。ある種の諦めのような気持ち、悟ったような気持ち、を覚えました。不思議と何か肩の荷が落ちたような気がしました。そして、彼らに今のうちから色々なことをして早めのスタートを切って欲しいなんて思いました。色んな経験をして早く自分の本当になりたい物、やりたいことに気づいてそれに向けて走って欲しい。そういうものはいつでも遅くはない代わりに、早いに越したことはないのです。そしてわたしは、もう彼らの過ごすグミのように弾力があってみずみずしい甘い時間とは異なった時間を過ごしているのです。しっかりと足元を見て、一歩一歩、今できる正しいことをしようと思ったのでした。

帰りに駅まで送ってもらっているトラックの中で、今は異国にいるおばさんのことを思い出していました。もう何年もあっていない彼女の声は蚕の繭のようだったなと。
空は雲と青が五分五分で、トラックは中盤のオセロのような盆地を一定速度で走っておりました。
一度も赤信号に捕まることなく、新幹線に乗ったのでした。


終わり。

 

往復書簡①

年の瀬。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

アクターズ・コースも今年で9期。今年は14名で構成されています。9月から始まった今期、「映画美学校」という学びの場を土壌にして少しずつ、少しずつ「チーム」としての個性、一体感が育まれています。 

 

この『往復書簡』の企画は受講生から発信されました。ここで綴られる、語られる言葉たちは、アクターズコースという場、集まりにおいて、今現在の私たちの中に生まれたものです。
受講生はもちろん、講師陣、そしてTA(ティーチング・アシスタント)、そこにいる人々の言葉、想いが繋がっていく形が、緩やかな往復書簡のようなものになればという願いをこめて綴られた企画。2週間に1度、溜まった書簡を更新する予定です。

 

それでは、往復書簡第1回目です。

 

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2019/12/16 23:19|本田百音

みなさん、こんばんは!

 
本田です。
 
前々からちょっとずつ話していた書簡?を始めようと思います!あ、順番はこのまえ原さんと瀧澤さんが手伝ってくれて、あみだくじで決めちゃいました!
 

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ええと、寒い、ですね。いよいよの冬という寒さなんですかね、これは。東京の冬はずっと秋のように思う北海道出身者。は、渋谷ストリームに謎にあるトゥクトゥクの上でアンパンマンのマーチ聞きながら漂っていたんですけれど、肌寒くなってきたので帰ることにしました、21時35分です。
 
イルミネーションは、ピカピカしてますよね、
 
あの、メールって内まってるけど外まってるっていうか、外まっててもその人の言葉だな、みたいな。私と公が混同するというか。「すみません、遅刻します」も人によって違うな、と。?思って、います。?
 
ま、それは置いといて、あの、ラブホ街地下にある、あの場を共有する”わたしたち”の中で生まれる言葉、として、緩やかな書簡みたいな形で続いていったらいいな、と思っています。
 
イルミネーション、すごいなあ。木が木じゃないというか、木ももうこりゃどうしたらいいかわからない態度でこちらこそ気が引けます。
 
日々の超個人的に感じたことでも、稽古中でも稽古外でも語りえなかった言葉?言うのに留まった言葉?でも、フィードバックとしてのなんかそういうのでも共有したいとか言語化したいとか、記録したいとか、語りえぬものについては沈黙しない態度でも良いし(???)、猫の写真流すだけでも、よいし、こんな映画/劇/写真/絵を観ましたでも、パスしたかったらパスしますでも、可です!
 
21:57、渋谷から少し離れるとイルミネーションも抑えめに。マークシティなんか”渋谷”っていう字をイルミネーションしててがんぎまりでした。
 
えっと、私は、昨日双子座流星群を見たんですけれど、私、双子座なのでいや、一昨日です。十五分はジッとみつめた方がいいというんで、ずーっとみつめていて、いつもの公園も侘び寂びをよく知っていますという具合に静かで、時折風がブォーっと葉を落としていって、私は、そのままずーっと動かずにいて、あれ、何故みつめているんだろう、と、それで、このみつめている対象があんまりにも絶望的に遠いことを思うと、自分があんまりにも絶望感に小さいなという考えが生まれて、あれ、いや逆にこれはシャンとしようと思って、むしろ、からしたら私も星じゃん、みたいな。
 
新しい肢はただここに今 たちつくすだけなのに 眼がすべてを見 肢が星までを走ってまた帰ることのできるのは 僕たちが星になり どんな遠さをもそのまわりにあつめているからだ”(谷川俊太郎愛について/愛のパンセ』p52)
 
っていう詩を都合よく引っ張り出してちょいイタリックにして書いてみましたが、いや、ちょっと違うか、な。結局はですね、私しか私を経験できないので、圧倒的スケールの遠さだってシャンとしてみつめていこ、みたいに思ったってだけなんですけれども。流星は二つばかし、見れました。
 
さっき、アンパンマンのマーチで改めて良い詩だと思った部分があって、”時は はやく すぎる 光る星は 消える だから 君は いくんだ ほほえんで” っていう。イルミネーションにケチつけてないで、ほほえんでいきたいです、うーん。
 
 
なんだか長くなってしまいましたが、もうほんと一言でも、大丈夫です!では!
 
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2019/12/17 8:32|秋村和希
 
おはようございますこんにちはこんばんは、どうも秋村和希です。あきむらかずきと読みます。この名前、有村架純で韻を踏めるんですよ。7文字踏んでます。ラッパーが感心しそうですね。

3日に一回程度のペースと聞いていましたが、百音ちゃんのメールが届いた直後に書いてます。今やりたいと思えば今するし、いやだと思えばできるだけ迷惑じゃない範囲であらゆる手でやらないようにする性格です。俺はこういう人間だっつってね。ビッグダディかな。

 

夜って何か創作意欲湧きませんか?だいたい歌詞書いたり曲作ったりするのって夜なんですけど、あれって深夜帯にヤバいところと脳波が繋がってて異常に想像力が湧くかららしいですよ。こうやって語彙力のない字面を読むとなんかアホっぽいですね。ゆうて書いてる僕も信じてないんですけど。でもこれ書いてるのも夜だし、昼に書こうとは多分思わないんですよね。深夜のテンションの正体が本当にそれだとしたら面白い?いやそうでもないです。どっちでもいい。

 

百音ちゃんのアンパンマンじゃないけど俺はウルトラマンが好きです。なんか昔から、大きな存在と身近な存在が対等にやりあってるところを見るとテンション上がるんです。ウルトラマンの戦いって、肉体言語によるやり取りに見えるんですよね。俺には話せない言語同士で渡り合っている!ってテンション上がるんです。ウルトラマンじゃなくてもそういう場面に遭遇するとテンション上がります。さっきまで自分と日本語で話してた知り合いが外人とペラペラ喋ってるのを見るとテンション上がりません?こう言うと急に大した話じゃなくなりますね。

 

なんか何度も通っているので忘れそうになるんですけど、ラブホ街の中にあるんですよね美学校。「何度もラブホ街に通う」って言うと途端に浮かんでくる通う経緯の幅が拡がりますね。読む手を止めるなら今ですよ。俺は書く手を止めない(浮かんだ事は書かない)。

 

文章を書くのは好きなんですけど、手書きは大嫌いなんですよ。自分の字っていくら丁寧に書いても汚いし、人の話を聞いてメモると殴り書いてるんで全く読めないんですよ。自分の字なのに。授業受けてもノート書くのが嫌いで、板書したところで帰ってから汚すぎて読めない(読む気が起きない)から時間の無駄で、勉強が全くできなかったです。高校とか赤点だらけで現国以外酷かった。ただ大して悩んでなかったから改善する気はなかったし、今となってはスケジュールもメモも携帯なので超良いですね。手帳は一生持たない。

 

はい、ここで好きなオペラの曲貼りますね。

G.プッチーニ作曲 歌劇「トスカ」より、「部下3人と馬車一台...」

 https://youtu.be/oJSXwEtOYw0

皆大好き「誰も寝てはならぬ」と同じ作曲者の曲ですね。(え?知らない?じゃあそっちも貼りますね。好きな音源→https://youtu.be/Eg-59NoES2o 

パヴァロッティ https://youtu.be/cWc7vYjgnTs)

正直な話このオペラ全編通しては見たことがありません。オペラそのもの曲からハマったタイプなので好きな曲はあっても原作見てないとかめっちゃあります。見れる時と見たい時が被れば見ます。自分の師匠がこの曲歌ってて(動画の人じゃないです。師匠はこの人大好きです)、むちゃくちゃ良い曲やなぁってなって一時期ずっと練習してました

 

オペラと言えばパヴァロッティですね。知らない人も音楽の教科書とかで見たことあるんじゃないでしょうか。さっきの誰も寝てはならぬのおじいちゃんだから良かったら見てみてください。イタリア人の太ったおっちゃん。3大テノールだなんて言われて一時期日本でもめちゃくちゃ流行ったみたいです。ただ日本で流行ってたその時期って既に全盛期が遠い思い出みたいなくらい衰えてた状態で、まぁそんな中でもあんだけ歌えるから化け物なんですけど、全盛期はキングオブハイCっていう異名を持ってて、ハイCってどんぐらい高いかというと、ゆずの夏色のサビの「この長い〜長い下り〜坂を〜」の「長『い〜』」の部分の高さなんですね。ポップスの細さで出すのも難しい高さを、このパヴァロッティは太く響く声で9回オペラの1 曲の中で軽々と出すんですね。それがこれです。

https://youtu.be/lu4-jaw8yKo

この曲を歌う他のオペラ歌手はいるにはいるんですけど、この太さと響きで歌えてる人はこの人しか知らないです。意味がわからないです。化け物とはこのことか。ここまで喋っといてなんなんですけどそんなにこの人好きじゃないです。

 

無秩序に書きすぎたのでこのへんでやめますね。それではまた〜

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2019/12/21 17:29|星美里 

 

こんにちは。

 

書簡3人目は、星です。

 

 

わたしは、この時、自分に、そしてその先に、質問してみようと思います。

わたしだけの問題であるかも知れませんが、誰かにとっての問題になる時もあるかも知れないと思っています。

そして、誰かの問題が、きっと自分の問題であるともいつも思っています。

 

ははははははは!

 

-

 

Q.今でも頭の上に鳩のフンが落ちたことを思い出しますか?

 

 

Q,ウォシュレットを信用していますか?

 

 

Q.自分が天然パーマだということについてどう思いますか?

 

 

Q.コンビニで買ったパックのオレンジジュースが108円だと思ったら84円で嬉しいと思いますか?

 

 

Q.どれくらい無意識でいられますか?

 

 

 

_

 

以上です。ありがとうございました。

 

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2019/12/27 20:09|山内健司

 

ずうーっと渋谷をうろうろしてます。

初めての渋谷は小学4年生、担任の市川先生、とにかくお美しい先生で、もう男子はめろめろ、その先生が「みんな!渋谷行かない!」って「NHK歌番組の公開録画だよ」って、今思えばまさにその年にできた新築のNHKホールの「うたはともだち」公開録画を先生と生徒たち10数名でぞろぞろ電車乗ってって、人生初めてのライブの音楽はチューリップ「心の旅」で、もうあまりの、あまりのかっこよさに鼻血出そうになりまして、帰り道代々木第一体育館横の石畳の開放感は今もそのままで、いつでもそこにあって、変わらない風景を持つ幸福ってありますね、ヨーロッパの都市だとこんな感じなのかなうらやましいなー。

渋谷についての文章を書きたいなとずーっと思っていてます。

先日、アクターズの帰り、思いたってふらふらーっと新オープンのフクラス17階の夜の屋上に寄り道、エレベーターに乗る。半分は海外の方、中国語、英語、フランス語が飛び交う、残り半分は仕立てのいいコートを着た若いサラリーマン男女、慶大直送という感じ。屋上ではクラブイベントがあったみたい、誰でもたむろできる気ままな屋上だけど、キャップをかぶったおっさんは俺一人、屋上のはしっこで夜の渋谷を眺めながら、ポケットからお酒取り出しきゅっとやる、ちょー場違い。この数年の東急の大攻勢は、なんだかこの国が豊かみたいに勘違いしてしまうんじゃないかい。

渋谷についての文章を書いていこうかな。